2010年1月7日(水)放送

心筋梗塞①

  天神会新古賀病院 福山尚哉院長
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心筋梗塞①
健康情報をお伝えする医療ナビ。きょうから2回にわたり心筋梗塞の最新診断法、治療法について久留米市にあります新古賀病院の福山尚哉(ふくやま たかや)院長に聞きます。

久留米市にある新古賀病院。2007年6月、全国で初めてとなる心臓立体画像診断装置を設置しました。新しい装置を使った臨床診断は、これまでに1000件を超え、狭心症や心筋梗塞の診断・治療に大きな成果をあげています。


◆心臓立体画像診断装置はどのような点がこれまでのものより優れているのですか?
福山尚哉院長:まずはX線のCT装置というのが、これも随分良くなりまして、心臓の血管、冠状動脈といいますが、これを外から直接映せるようになったんですね。それで血管の病気の場所が見えるようになった、これが一つ、もう一つは核医学の診断装置と言うのがあります。心筋シンチグラムと言いますけれど、これは心臓の筋肉のほうの血液の流れの良し悪しを見る装置だったんですね。今回私どもの装置が更に進歩したのは、この両方で撮った画像を合体させて、いわゆる融合画像と言いますが、心臓の筋肉のほうと、血管のほう、両方一緒にしかも立体的に見ることが出来る訳ですね。血管の狭窄の場所と、血液の流れの悪い虚血といいますが、いわゆる狭心症の発作を起こしている場所というのが、両方一緒に立体的に診ることが出来る。さらに治療に繋がることになりますけれども、その血管が異常があっても、それが狭心症を起こしている場所かどうかは、確認できないんです。なかなかね。患者さんによっては何箇所も血管の細い場所がある、そのうち、どの血管が狭心症を起こしているかと言うのを確認する必要がある訳ですね。でそうしますと、このシステムを使いますと、どの枝が明らかに狭心症を起こしている、あるいは2箇所同時に起こしていることもあります。そうすると、それを確認したうえで、手術に持っていくわけですね。たとえ2箇所3箇所あっても、1箇所だけが狭心症を起こしているのであれば、内科のPCIという風船治療で十分なんですね。ところが3箇所で全部おこしている、と言うことが確認されたらこれはもう外科にお願いしようと。そう言う判断になります。もう一つ治療の効果を見る時にですね、血管が広がった為にきれいに戻りました、血液の流れが良くなりました、ということがわかるわけですね。私ども医者になってから、循環器の専門になってから、とにかく心筋梗塞とか、狭心症の場所、あるかないかということと、場所大きさを何とかして見たいということで心電図を使ったり、エコー検査を使ったりいろんなことをしてきたんですね。それが今回ついに実現したと言いますか。本当にこの冠動脈の病気によって、この場所が狭心症を起こしている。しかもこのくらいの範囲でおこしているということが立体的に判るわけですね。しかも非常に具体的に見えると言うのが非常に大事な、有効な方法だと思いますね。


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