2010年01月21日(木)放送

心筋梗塞③

  天神会新古賀病院 福山尚哉院長
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心筋梗塞③
健康情報をお伝えする医療ナビ。心筋梗塞ついて久留米市にあります新古賀病院の福山尚哉(ふくやま たかや)院長にお聞きしています。
3回目の今日は、予防についてです。

最新の64列CTです。静脈から造影剤を注入するだけで血管が狭く詰まりやすい状態になっているか、また詰まる原因となる大量のコレステロールなどを含むプラークの存在まで鮮明に描き出すことが出来るようになりました。受診者の負担も軽く、平均約15分の検査時間で済みます。

◆心筋梗塞で亡くなる方が多いですね?
福山尚哉院長:この心筋梗塞と言う病気は中年男性に多いですね。ちょうど働き盛りの男性に非常に多い。仕事中、あるいは何か運動しておられる時に、よく聞くのは朝方通勤電車に急いで乗ろうとして、急に発作を起こして倒れてしまう。結構多いんですね。突然死の一番多い原因がこれだと言われています。 心筋梗塞と言うのは、心臓の血管、冠状動脈といいます、これが動脈硬化を起こしてきて、中に油の塊、油粕みたいなものですね、コレステロールと呼ばれていますが、そのコレステロールの塊が心臓の壁にくっついていって、年とともに狭くなっていって、血液の流れが悪くなっていく、それがある日突然、血管を詰まらせてしまう、閉塞させる。その血管が詰まると数秒以内に心臓のその場所が動かなくなりますね。もしその範囲が広いと心臓全体が止まっちゃう。それが突然死になるのですね。心筋梗塞には有名なリスクファクターと言うのがあります。だいたい、4つほど、5つ6つあげる人もいますが、4つあります。一つはコレステロール。もう一つは高血圧。血圧が高い人ほど、発作を起こしやすい。それから、糖尿病ですね。糖尿病が非常に増えてきているんですね。それからもう一つは前から言われているタバコですね。タバコ、喫煙率はかなり減ってきましたけど、この4つがが4大リスクファクターになりますね。


◆予防ができるのですか?
福山尚哉院長:ではどうすれば予防できるかと言うと、特に危ない方と言うのは我々のやっています、心臓のX線CTを見ると血管がみえるんですね、心臓の血管、冠状動脈というのですが、その壁にくっついたコレステロールが見えるんです。つまりコレステロールがついてプラークというのを作るんです。壁にくっついた、コレステロールの塊、カスみたいなもんですけれども、そのプラークをみることによって、この方は将来危ないなと言うことが予測できるんです。この人は将来心筋梗塞をおこしやすいんじゃないか、そういう方をできるだけ早く見つけて、集中的に指導しながら治療をやる、予防をする、予防の第一は先ほどのリスクファクターでお分かりのように、まずコレステロールを下げる、食事療法、糖尿病に対する食事療法、それから高血圧に対する塩分の制限、それから今いい薬が出ています。特にコレステロールのお薬とか、糖尿病のお薬なんかも、血圧もかなりお薬で下がりますから、そういうリスクファクターのある方はできるだけ、治療を早めに行うのが、予防の一番いい方法じゃないかと思いますね。全く症状のない方は年に1回程度で、十分だろうと思います。ただ、リスクファクターの多い方は早めに病院に、専門医に相談されて、治療を早めに始めたほうがいいと思いますね。そうしますと、通院ということになるでしょうから、月に1回なり、2ヶ月に1回なりの通院で、狭心症、心筋梗塞を早めに見つける。心筋梗塞のリスクを早めに見つけると言うことが大事だと思いますね。



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