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空き家 空きビルが貧困問題に一役 支援拠点 「コミュニティ・フリッジ」とは【佐賀県】

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“5万300”これは佐賀県の空き家の件数です。20年前と比べると…2倍以上増加していることがわかります。佐賀内のSDGsへの動きを紹介するシリーズ、今回は、空き家や空きビルを活用して支援の拠点にしようという取り組みです。

【空きビルの扉開ける】「どうぞ」【空家・空地活用サポートSAGA・塚原功代表】「初めてお見せするかもしれませんけど実際、こういう冷蔵庫とか、冷凍庫とかイメージしてるんです。こちらの壁を使っていくと置けますよね」写真を見ながら話しているのは、佐賀市のNPO法人代表で空き家相談士の塚原功さんです。この日訪れたのは佐賀市の空きビル。築30年ほど経った5階建ての店舗兼住宅です。【ビルのオーナー川崎康広さん】「郊外に店舗ができたりして、できた当時とはライフスタイルが変わって入り手が少ない。建て替えるとお金もいるし色々なデメリットがある」

 一方、塚原さんはこのビルが「支援活動の拠点になる」と言うのです。【空家・空地活用サポートSAGA・塚塚原功代表】Q・今後どんな場所になる?「“コミュニティ・フリッジ”という“まちの冷蔵庫”と言われるものに生まれ変わらせようと考えている」コミュニティ・フリッジとは、生活保護を受けている人やひとり親世帯などを対象に食料品や日用品を無償で提供する取り組みです。利用登録した人は24時間いつでも取りに行くことができます。【空家・空地活用サポートSAGA塚原功代表】「ここを店舗として利用するとデメリットとして“分かりにくい”が、それがプラスになる。誰に会うこともなく(取ることが)できる」

【住宅部分の部屋の中へ】「結構広いですね、初めて見ましたけど」また、2階から5階にあるワンルームの部屋も、生活保護受給額に応じて、3万円台の家賃で提供しようと考えています。

さらに…2年前に相談があった小城市三日月町の空き家は延べ床面積・107坪という広さを食料庫として活用。企業や団体から寄付された食料を保管し、コミュニティ・フリッジに配送することで、空き家と空きビルを活用した新しい支援の形を目指しています。【空家・空地活用サポートSAGA塚原功代表】「なかなか住まいを借りられない方たちに向けて空き家を利用した支援をやってきた。そこで問題が出てきて、そこには“貧困”という問題が背景にあるお住まいを提供するだけでは、物事が解決しないということに気づいた」

 生活保護を受けている人や独居老人、シングルマザーなどいわゆる“住宅確保要配慮者”は敷金・礼金を払えなかったり、家賃の滞納を懸念されたりして家を借りるのは難しいといいます。1年前から空き家に住むシングルマザーの女性は…「離婚したので早く出て行けと」(橋爪アナウンサー)「旦那さんが?」「そうです、離婚してしばらくいたんですよ、やっぱり家が見つからない条件が合わない」「空き家を活用して紹介していただいて、すごく助かった」

 家を借りたくても借りられない。恥ずかしくて家庭の事情を言えない。そんな人たちに向け“空き家”を使って“食料”と“住まい”を提供しようというプロジェクト。コミュニティ・フリッジは今月中に完成する予定です。【空家・空地活用サポートSAGA塚原功代表】「言葉でSDGsとというととっつきにくい、難しく考えがちなんですけど、私たちができることって本当に狭い範囲のことしかできないので、それをできる方たちと一緒につながって広げていくことでこのプロジェクトができると捉えている」

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