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ここ数年の豪雨で発生「車のトラブル」車を大雨から守るために心掛けることとは【佐賀県】

2022/09/05 (月) 18:30

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線状降水帯や台風。ここ数年、県内で続いている豪雨では住宅のほか、車のトラブルも発生しています。
多くの人にとって生活に欠かせない存在の車。その車を大雨から守るために心掛けることとは?

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「大雨のときは不要不急の外出や運転は控えていただく、雨により視界が悪くなるため運転に対して非常に危険な状態になります」

ここ数年、県内を襲っている豪雨。JAF佐賀支部によりますと、3年前の2019年8月の大雨での救難要請は864件にのぼり、武雄市や佐賀市では車が流されたり水路に転落して死者も出ました。
また、2021年8月の大雨では、183件の要請がありました。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「冠水した道路を走ったせいでエンジンが止まってしまったとか、冠水した水の中が見えないので縁石に乗り上げた、道を間違えて田んぼなどに入り込んでしまったとかっていうのが多かったですね」

JAF佐賀支部は、大雨のときは車の運転を控えてほしいとしていますが、やむを得ず運転をする場合の注意点は…

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「アンダーパス、地下道とか高架下などそういったところの走行は避けていただいたほうが良いかと思います。通常より低い位置にありますので、少ししたことで水がそちらに流れ込んできて、思ったより水位が深くなってるケースが多いので、そこの走行は控えていただけたらと思います」

周囲より低くなっている道のほか、冠水した道の走行は控えるのが大原則。
しかし、どうしても走行せざるを得ない場合、その水深は車体の最下部までを目安にしてほしいといいます。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「車によって最下部の高さは異なるんですが、目安としてはもうこちらの位置、車の足元の位置までを目安にしていただけたらと思います」

こちらはJAFが2010年に行った冠水した道の走行テストの様子。
水深30センチから60センチの道を時速10キロで走行。
水深30センチのところは走行ができていますが、60センチのところでは途中で車が止まりました。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「浸水が深いと水を巻き上げてしまって、空気を吸い込む部分に水が浸入して、エンジンが止まってしまうていうケースが多いです」

一方、時速30キロで走行すると、水深30センチの道でもエンジンルームに水が入ったということです。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「(速度が)速いときのほうがやっぱり水しぶきだったり波が立ってしまいますのでそちらでボンネットまで、もしくはフロントガラスまで水を被ってしまう、そういう高さまで水位がきてしまうと、空気を吸い込む部品のところの高さを優に超えたレベルになりますので、簡単に水を吸い込んでエンジンが止まることが多いですね」

また、浸水によるエンジン停止のほかにも、冠水して状況の分かりにくい道を走行するときには注意したいことがあります。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「マンホールのフタが開いてたり、道から実際外れて溝に落ちたりとか、あとは流されてきた障害物ですね、そういったものを巻き込んでしまう危険がございますので、破損をなるだけ減少させるためにゆっくり進んでいただけたらと思います」

しかし、低速で走行しても危険なことがあり、冠水した道はう回などをしてできる限り避けたほうが良いといいます。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「速度がゆっくりだとしても、バンパーに水がどうしてもかかってしまうと水圧でバンパーなどが破損したり、あとは急にその浮力でですね、ハンドルが利かなくなったりして不用意に流されたりしてしまう危険もありますので」

冠水をうまく乗り越えても新たな問題も。水に浸かってしまった車は一見普通に見えても、電気系統の故障などによる感電事故や車両火災のおそれがあるということです。
JAF佐賀支部は、車が水に浸かってしまったときには、むやみにエンジンをかけないよう呼び掛けます。

【JAF佐賀支部推進課 山崎敬介さん】
「車が浸水した、車内に水が入ってる状態でしたら、水が引いたあとも不用意にエンジンをかけずに車の販売店さんだったりJAFのほうへご連絡やご相談をいただければと思います」
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