2025/06/17 (火) 18:19

データをもとに佐賀を深堀りする「数字で見る佐賀」のコーナーです。担当は川野アナウンサーです。

【川野アナウンサー】
よろしくお願いします。きょうは「備蓄米」についてお伝えします。まずはこちらをご覧ください。
台の上にうずたかく積まれたコメ袋。1400袋の備蓄米です。
【店員】
「整理券をお渡しするのでごゆっくりお越しください」

こちらは、16日のイオン佐賀大和店。

【木村リポート】
「9時から販売される備蓄米を求め多くの客が列を作っています」

並んだのは約170人。夕方には売り切れたということです。
一方、ほかの店舗でも。

「本日備蓄米が入荷しましたので1家族1袋で販売させて頂きます」

15日は、スーパーモリナガでも販売が始まりました。

【長島リポート】
「店舗の入口で購入を希望する客に備蓄米が手渡されています」

入荷したのは約200袋。正午ごろには完売しました。

【購入した人】
「1回食べてみようかと。ただそれだけ。あんまりたくさんは老人2人だから食べないですけど」
【購入した人】
「さがびよりが一番おいしい。私も。ずっと10数年前から。だけど4500円。これを2100円で買うか、さがびよりを4500円で買うかは全然違う。2袋買える。もう十分ですよ」

【スーパーモリナガ本庄店 楯岡裕樹店長】
「仕入れ担当が精米して味の確認はしている。なかなかすべてのお客様にお届けすることはできないが、少しでも多くの方にお届けできればいい」

【川野アナウンサー】
県内でも多くの店舗で備蓄米の販売が始まっていますが、今回サガテレビでは、備蓄米に関する視聴者アンケートを行いました。まずはこちら。
備蓄米の購入予定を聞きました。

「見つけたら購入したい」が最多の38％、「購入しない」が33.9％となりました。

【キャスター】
買いたい人が多いのかなと思っていましたが、買うつもりがない人も結構多いのが意外な感じ…

【川野アナウンサー】
いろんな意見がありました。まず、購入すると答えた人は…
「今は購入を控え気味。安く買えるなら家族で食べたい」「少しでも節約したい。子供3人の大学費もある」「美食家でもないので違いは分からない」

【キャスター】
やはり安さというのが魅力的に感じる人は多いですよね…

【川野アナウンサー】
続いて、購入しないと答えた人は…
「県産のコメに慣れている。違うコメを出すと子どもが嫌がる」「実家が農家。そもそもコメを買ったことがない」「おいしくなさそうです」率直な意見もありました。実際、おととい店頭で見かけても購入しなかった人はこのように話しています。

【購入しなかった人】
「夫の実家がコメを作っている。そこでもらえるので…」
【購入しなかった人】
「実家からもらっているのもあるが古いのはどうかなと…。気になるのは味」
【購入しなかった人】
「おかずよりお米にこだわる派。備蓄米がどうのとかではない。さがびよりが好きだから…」

【川野】
こちらをご覧ください。備蓄米を買いたい、買わないという人も含めて答えてもらいました。古古米や古古古米について、「気になる点がある」と答えた人は63.6％とかなり多かったです。
では、どこが気になるのか？「味」が42.5％と最も高くなりました。

【キャスター】
やはりみんな気になる備蓄米の味ですが…本間さんはすでに食べたということで…いかがでしたか？

【川野アナウンサー】
ほかの食べた人に感想を聞きましたが、「炊飯器を開けたときの香りが違う」「噛んだときの甘みが違う」と話す人はいました。
いずれにしても、備蓄米はコメの価格高騰を抑える目的で放出されているものです。
消費者はもちろん、生産者も納得できる価格に国がどう落ち着かせていくのか、注目したいと思います。