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磁器ろくろ職人 白須美紀子さん

磁器ろくろ職人・白須美紀子さんをご紹介します。

「ろくろをひくだけが好きなわけではなくて、ありとあらゆる工程が1から最後まであるんですけど、一つ一つの工程が全部好き。ろくろもそうだし、削ったり釉薬掛けしたり仕上げをして窯で焼く。その段階を経て、最後自分の焼き物が出来上がる。そういう全部を通してやりたい思いが、最初からありました。」と話す白須さん。

白須さんは伊万里・有田焼伝統工芸士認定試験のろくろ部門で女性初の合格を果たし、食器や花瓶など、ろくろで一つ一つ手作りにこだわりながら作品を作ってきました。


白須さんは22歳の時、有田町の自然豊かな山に囲まれた窯元・矢鋪與左衛門窯(やしきよざえもんがま)に弟子入りしました。時には挫折することもありましたが、作品づくりのモチーフにもなる、ある動物の存在が救ってくれたと言います。

「猫ってよくツンデレって言うじゃないですか。全然そんなことなくて、修行の時に"なんでできないんだろう"ってぶち当たった時、誰かが居る所では落ち込めないので影で体育ずわりしてショボーンとしてたら、そっといつの間にか寄り添ってくれたんです。なんかやっぱり和みますよね。」と猫とのエピソードを語る白須さん。

「まぁ、なんでできないんだろうと思っても結局はやるしかないんですよね。昨日振り返ってもできてないけれど、1週間、1ヵ月前に比べるとちょっとできてるかなって、ちょっとずつ段階で進んでいく感じ。それがちょっとでも自分で感じ取れたら楽しくなってくるというか、ちょっと先行けたなぁみたいな。そのちょっとずつの段階をコツコツ上がっていくのが好きです。」と仰いました。


幼い頃から猫を飼っていたという白須さん。ろくろの技術を生かして、手作りにこだわって作っているのがペット用の骨壷です。

「骨壷は、自分がもともと作りたいテーマの1つだったんですけど、どうしても負のイメージがあると思うんですよね。そうではなくて、部屋に置いて毎日おはようとかそういう声かけができるというか、思い出に浸るじゃないけどほっこりするような形とか、柄というか思い出を大切にするではないけれども、負のイメージじゃないものを作りたいっていう思いがありました。」と作品に対する思いを語る白須さん。

「お一人お一人に合わせたサイズだったり絵柄だったり、手作りのものってできると思うんですね。味気のないものじゃなくて、どっちかっていうとふんわり丸いものだったり、絵柄もその子のものを書いてあげたりとか名前を掘ってあげたりとか、いろいろできる。ひとりひとりの方に添えるという感じですかね。」と話されました。

白須さんは今後について、「なかなか難しいんですけど、一つ一つを用途を考えて心の行き届いた仕事をしたい。丁寧な仕事を心がけながらものを作っていけたらなぁって感じです。」と仰いました。

矢鋪與左衛門窯
電話番号:0955-46-4925
携帯番号:090-8668-4587

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