番組コーナー

  1. トップ
  2. 番組コーナー
  3. つぐまさがゆく!
  4. 空き旅館を活用!地域活性化

空き旅館を活用!地域活性化

佐賀県内の空き家推移は右肩上がり。
平成30年には50,300戸となり、30年間で4倍に増えています。これから、少子高齢化が進むにあたり、空き家はこれからも増え続けるといわれています。

空き家は、

  • 防災面(倒壊のおそれ 等)
  • 景観上の支障(雑草の繁茂 等)
  • 衛生上の問題(ゴミの不法投棄 等)
  • 防犯上の問題(不審者の居住 等)

などが問題となっています。

歴史、ストーリー溢れる旅館を保存活用へ

佐賀市の空き旅館を再生中という情報を聞きつけ、リサーチしてきました。
1853年に創業した松川屋。2010年に営業を辞め、現在は空き店舗になっています。

昨年からこの歴史ある旅館を保存・活用するプロジェクトが進んでいます。

建物の歴史は1853年、三重津海軍所ができる5年前。もちろん増改築されているので見た目は昭和30年代ころ。

昭和のテレビや石風呂など昭和のものが多く残っています。

この旅館は歴史があるだけではありません。
客室23号室は森鴎外が明治時代に泊まったお部屋です。

森鴎外が書いた「小倉日記」に松川屋に泊まったことが書いてあります。

数々の映画好きが名作と称賛する、松本清張の小説を映画化した「張込み」。凶悪犯を追う刑事の姿を描いた名作で、野村芳太郎監督がメガホンをとり、撮影は佐賀市で行われました。

撮影期間の1カ月半の間、旅館は貸し切られ、出演者やスタッフが宿泊しました。

文豪、森鴎外と名作映画「張込み」のスタッフが体を休めた宿だったのです。

そんな松川屋の保存・再生は佐賀市の活性化に繋がると実行委員会の池田さんは考えたそうです。

池田眞由美さん:「綺麗な形で残っていて、空き家にしておくのは勿体ない。松川屋だけではなく、新馬場通り全体を活性化していこうと。この旅館が蘇ることでこの地域が賑やかになるのでは。映画や昭和な雰囲気の建物もうりになる。そういったものをキーワードに新馬場通りを盛り上げていこうというプロジェクトなんです」と話します。
松川屋の再生は、実行委員長の池田さんを中心に2年前からスタート。清掃、ペンキの剥ぎ取り、エアコンの取り外しなどを地道に続け、ゆくゆくはシェアハウスや賃貸として部屋を貸し出して佐賀市中心部の人の流れを作りたいと仰っていました。

この日は、龍谷高校の生徒がボランティアで参加し、トイレの掃除や障子の張り替え作業を行っていました。

使われなくなった旅館を若い世代は率先して再生に取り組んでいる。これが既に地域活性化に繋がっているのかもしれません。

池田さんは、「一人一人の小さな力が街を動かしていくようにしていきたい。部屋が仕切られた部屋が10部屋くらいあるので、安い値段で賃貸で貸し出して、まず若い人に住んでいただいてここの良さを体験していきながら、人の輪を増やしていければ」と仰っていました。

松川屋に関するお問い合わせ
電話:070-5494-8960

こちらもおすすめ