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アーティストを育てる障害者支援施設「GENIUS」

就労継続支援B型事業所で、アーティストを育てるために珍しい取り組みをされている場所があるそうです。今回は、その場所では一体どんな取り組みが行われているのか取材に行きました。


佐賀市鬼丸町にある就労支援B型事業所「GENIUS」にやってきました。こちらの施設では、何やら珍しい取り組みが行われているのだとか…具体的には、どんな取り組みなのでしょうか?
早速、施設の中に入って見ると、玄関や部屋、様々な場所にアート作品が飾られていました。
出迎えてくださったのは、就労継続支援B型事業所 GENIUSの代表 西村史彦さん。今回は、西村さんにこの施設について話をしていただきます。

こちらの施設は、障害者の方達がアート作品を作るためのアトリエだそうで、特徴的なのは、そのアート活動はお仕事として行っていること。利用者の方達は午前中に介護施設の清掃活動を行い、午後からアート活動を行っていらっしゃいます。
西村さんは、利用者の方たちが描いた作品を商品化して販売を行うため、独自ブランド「fa (ファア)」を立ち上げました。
得られた収益は、事業所の方達の工賃として支払われているそうです。

障害のある方たちのデザインだという先入観は抜きにして、そこにある一つの商品として同じように評価をして欲しい、という思いがあり、今回ブランド化したのだそうです。


お仕事としてアート活動を行っていらっしゃる利用者の方達ですが、「GENIUS」に来て、初めて絵を描きはじめたという方もいらっしゃいます。

そうした皆さんの才能を引き出す、アーティストスタッフのみなさんがいらっしゃるということで話を聞きました!


まずは、東京の画廊に現役で所属するアーティスト中野緑さんです。

中野さんは、普段指導する際、とにかくとんがっている所を見つけて伸ばすようにしているそうです。

そして、数々の入選、入賞歴がある画家の立石利弘さん。立石さんは、障害者さんの施設にはずっと関わりがあったそうで、アーティストを育てたいというところに共感してこちらの施設で指導することにしたそうです。

GENIUSの方たちの作品はレンタルすることもできるらしく、SUNS (アートシェアリングサービス)というもので、GENIUSのメンバーの作品を貸し出すサービスなのだそうです。企業や病院、学校やこども園といった教育期間などで利用されているそうです。

他にも「GENIUS」は、情報誌に掲載の占いコーナーの挿絵を任されているそうで、利用者さんの作品の中から選ばれたものが誌面に載るのだそうです。

利用者の方は情報誌への掲載について「障害=何もできないとか、助けてもらうばかりだというイメージを、私たちでもみなさんと違うところから活躍できることを発信できたら嬉しいなと思っています。」と話されていました。


最後に西村さんは「現場では、ただ純粋にアーティストとして楽しんで成長を追い求めて行って欲しい。僕は、彼らの魅力を最大限引き出せるように収益化につなげていく、社会を彼らに引き寄せて繋ぐのが僕の役割かなと思っています。」と仰っていました。

就労継続支援B型事業所 GENIUS
住所:佐賀市鬼丸町7-3
電話番号:0952-60-2673

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