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一面に広がる田畑に1ヶ所だけ水が張られているのはなぜ?

田植えのシーズンにはまだ早い2月に、水が張られている田んぼが佐賀市東与賀町にあるそうです。なぜ今の時期から水を張っているのでしょうか…?


さっそく現場を見にいくことに。
すると…見渡すかぎり広がる田畑の中に、確かに水が張られている田んぼがありました!

どうしてここだけ水が張られているの?

どうしてここだけ水が張られているのか、この田んぼを管理している佐賀市東与賀支所の原口謙一郎さんに話を聞きました。

まず、こちらの田んぼは冬水田んぼと呼ばれる名前だそうです。普通の田んぼは米を収穫したあと、今の時期には麦を生産していますが、冬水田んぼは麦を作らずに水を張っています。その理由として、東よか干潟にやってくる、たくさんの渡り鳥たちが関係しているそうです。

渡り鳥たちは冬を越すために、エサを求めて東よか干潟にやってきますが、満潮時になるとエサが取れなくなってしまいます。そこで考えられたのが冬水田んぼで、田んぼに水を張り、虫などのエサとなる生き物が集まる環境を作ってあげることで、渡り鳥たちの休憩所やエサ場にしているのです。

さらに今年の1月、新たに冬水田んぼを作られたそうで、渡り鳥たちが飛んできやすいように、枝をつくったりススキを設置したりしていらっしゃいました。

冬水田んぼは渡り鳥の物だけではない…?

実はこの冬水田んぼ、渡り鳥たちのためだけではなかったのです。
シギの恩返し米という地域ブランド米も、この田んぼで作られているんです。
鳥たちがきてフンをすることで、それが天然の肥料となり、さらに鳥たちが虫を食べることにより、害虫が減ったり農薬の使用を抑えたりすることができます。こうやって、渡り鳥たちが冬水田んぼに来てくれるからこそ、おいしいお米が食べられのですね。

最後に原口さんは、「飛んでくる渡り鳥たちのためにとても大切な役割をもっています。生物多様性を考えた、農業を推進して行きたいです!」と仰っていました。

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