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オススメする本は重版⁉佐賀にも「カリスマ書店員」がいた!

オススメした本は売れると言われる「カリスマ書店員」さん。なんと佐賀県にもいらっしゃいました。今回は佐賀のカリスマ書店員・本間さんにお話を伺い、カリスマと呼ばれる理由を調査します。


佐賀市にある明林堂書店佐賀南店に「カリスマ書店員」と呼ばれる方がいます。

通常、売り場には書店員さんが書く宣伝カード・ポップがおかれていますが、店内を見るとポップの域を超えた、大きすぎるものや立体感のあるポップがたくさんあります。


明林堂書店南佐賀店の本間悠さん。児童書・実用書・文芸書を担当されている書店員さんです。

本間さんがカリスマ書店員といわれる理由は、ご本人曰く「売り場に力を入れすぎている所」との事。「本の世界観をそのまま表現すること」を心掛けているそうです。

本間さんがカリスマ書店員と呼ばれる理由がもう1つ。本間さんが個人的に1番面白かった作品を「ほんま大賞」に選出し、店舗とSNSで発表しています。

「自分が好きな本をいろんな人に知ってもらいたい」という思いでTwitterを始めた本間さん。売り場のPOPをアップし始めた所、あれよあれよとフォロワーが増え、全国の書店員さん・出版社さんに「カリスマ」と呼ばれるように。
今となっては「本屋大賞」にノミネートされた作品より「ほんま大賞」の作品の方が売れているそうです。
本間さんには、大きな転機となる作品があります。瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」です。
本間さんは「そして、バトンは渡された」を第1回ほんま大賞に選出。そのために作ったPOPが、Twitterで「祭壇」と呼ばれ話題に。すると、全国の書店員さんから「読みたい!」という反響がありました。

そこで、本間さんは書店員さんの感想をまとめたフリーペーパーを自ら作り、全国の書店に配ったそうです。本間さんの活動はどんどん大きな輪となり「そして、バトンは渡された」は見事2019年の「本屋大賞」を受賞しました。

本間さんは書店員としてのPR活動が認められ、東京で行われた本屋大賞の授賞式でスピーチをすることに!当時はまだ、カリスマ書店員と呼ばれる前でした。

それから本間さんは数々のポップコンテストで入賞。「本間さんがオススメする本は重版する」と言われるほど影響力のあるカリスマ書店員さんになりました。
ちなみに、ほんま大賞を受賞した作家さんは、必ず明林堂書店南佐賀店に足を運んでくださるそうです。作家さんとの関係性もしっかりと築いてらっしゃいます。


本間さんには、もう一つ「くす玉を作る」という仕事が。
お店に作家さんが来店されることが増えたことで、何かできないかと考えた本間さん。来店を歓迎するくす玉を作り、作家さんに割ってもらっているそうです。

「面白い書店員が佐賀にいる」その噂や実績は全国に広がり、池井戸潤さんを始め大規模書店ではなく本間さんがいるから明林堂書店でサイン会をしたい!という方が多いそうです。

東京の出版社から「九州に行くなら本間さんの所へ」と言われ、社会学者で作家の古市憲寿さんも来店。その時もくす玉を割ってもらったそうです。

今やカリスマと呼ばれる本間さんですが、書店員歴はわずか5年。5年でここまでの実績を積んできているのに驚きです。
北海道生まれの本間さんはご主人の転勤がきっかけで佐賀に住むことに。小さいころから本が好きだった本間さんは、一番下のお子さんが小学校に上がり、子育てがひと段落したことで「自分が心から好きなことをしたい」と思い書店員になったそうです。
書店の魅力について「今はインターネットでも本が手に入る時代。でもお店に足を運んでもらうと探していた本以外の出会いがたくさんあるので1冊でも多くの本と出会ってほしい」と話す本間さん。「『休みの日に本屋さんに行こう』と思うきっかけになればうれしい」とも話してくれました。

明林堂書店 南佐賀店
住所:佐賀市南佐賀1-21-12
TEL:0952-25-3060

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