1. TOP
  2. 記事一覧
  3. ピックアップ
  4. 佐賀発!二酸化炭素ゼロのローカルブランド「SAGA COLLECTIVE」

ピックアップ

pickup

2023.08.26

佐賀発!二酸化炭素ゼロのローカルブランド「SAGA COLLECTIVE」

今回のテーマは「実質“二酸化炭素ゼロ”のローカルブランド」

画像の商品には「SAGA COLLECTIVE」というシールがついていて、これらの商品は実質二酸化炭素を0を達成しているという「印」なんだそうです。

どうやって二酸化炭素を達成できているのか、取材してきました!


佐賀市諸富町にある老舗家具メーカー「レグナテック」

こちらのお店にも、実質二酸化炭素0を達成しているという「SAGA COLLECTIVE」の印があります。

ここは全て「SAGA COLLECTIVE」の商品です。

「SAGA COLLECTIVE」は二酸化炭素0とありますが、切ったり運んだりするため二酸化炭素0とは違うのでは?と疑問が残ります。

レグナテックでは、年間の二酸化炭素排出量を把握し、二酸化炭素削減のための装置を付けたそうです。

二酸化炭素排出を抑えているという工場にお邪魔しました。

こちらの装置では、全ての電気の使用量がわかるように見える化しています。

電気を使い過ぎると警報が鳴るようになっています。
POINT 電力量を一定に制限

この工場内で使う電力そのものの量を決めて制限しているんです。

POINT 木材のゴミを一切出さない

廃材や製造する際に生じる木くずも徹底して再利用しています。

木くずは地元の牧場へ提供しています。

ゴミを出さないことで焼却時に出る二酸化炭素排出をなくします。

POINT 海外産の木材より県内産

木材輸入時の二酸化炭素削減

県産木材を増やしています。
今まではアメリカやヨーロッパから2~3カ月かけて輸入していましたが、エネルギーの問題を考えて移動距離も少なく佐賀県産の上質なヒノキを使って家具作りをしています。

しかし、それでも二酸化炭素0とは言えないような…。

企業が「どうしても抑えることができなかった二酸化炭素分」は県有林の間伐促進プロジェクトなどに寄付することで相殺しています。

つまり二酸化炭素を吸収する森林を育てるプロジェクトを支援することで、どうしても減らせない排出量分の二酸化炭素の埋め合わせをしているんです。

「SAGA COLLECTIVE」の印はその埋め合わせの証。環境にやさしい企業だということの証明だったんです。

このプロジェクトを立ち上げた山口さんに話を伺いました。

Q.シールがついている商品を買うことで二酸化炭素削減につながる?

SAGA COLLECTIVE 山口さん「二酸化炭素の吸収量を増やす活動の原資になります」

しかし、なぜ企業はここまでして二酸化炭素の削減に努めるのでしょうか?

レグナテック 樺島社長「木材は山から来ますし、海苔も有明海の環境がよくないと、いい海苔がとれない。自然環境に大きく左右されるため、私たちが次の世代にいい形で受け継いでいきたい、また、繋いでほしいという願いがあります。いろいろな企業が声を上げて活動することでそれがどんどん変わると思っています」

SAGA COLLECTIVE 山口さん「環境問題は若い世代の問題でもあるので、できることをやる。こういう取り組みをできる企業を増やしたいと思っています」

【2023年8月23日放送 かちかちPress 旬カン! i-FOCUSより】

関連記事

※各記事に掲載している料金やサービスについては、記事を掲載した時点での情報になります。掲載当時から料金やサービスが変更になっている場合がございます。
RECOMMEND