みなさん、ふるさと納税はご存じだと思いますが、クラウドファンディングってご存じでしょうか？
インターネットを利用して広く、一般の方より資金を募ることなんです。

実は、この、「クラウドファンディング」と「ふるさと納税」を組み合わせて県内の起業家を応援する取り組みがありまして。
佐賀の起業家に、「資金調達の協力」をすることが、ふるさと納税となり、税の控除が受けられ、県外にお住いの方は返礼品がもらえるという仕組みです。

今回、この資金集めに挑戦するのは、佐賀県のビジネスプランのコンテスト「さがラボチャレンジカップ」で最優秀賞と優秀賞に輝いた2人の起業家。

この2人がどんなビジネスプランをもってプロジェクトに挑戦しているのか、取材してきました！

サガビネガー（佐賀市嘉瀬町）

まずは、最優秀賞の本山さんのビジネスプランから。

サガビネガーさんと一緒に行っている取り組みとは？

ホンザン代表本山智子さん「赤酢なんです！」

赤酢とは…

酒粕から作られるお酢

その課題を解決するべく「酒粕」を有効活用して「赤酢」を作るというのを始めました。

受賞の際にどんなところが評価されたと思いますか？

本山さん「副産物の有効活用→SDGsな取り組み。『清酒王国佐賀』だからこそできる地域活性の活動になるので、そこが評価されたかと思います」

深いワインレッドのような、光に透かして見ると赤いのが分かります。

また、従来のお酢と違って「ある味を感じる」ことができます。

それは、塩分！塩分無添加なのに塩味を感じるんです

塩分を控えたい人にはピッタリのお酢！
体にもうれしいし、料理にも使いやすいんです。

本山さんオススメの使い方は「唐揚げのつけタレ」
レモンの代わりのようなものになるんです！

ここを管理するのは福岡から移住してきた、元教員の米丸さん。
そのビジネスプランを聞いてみました。

米丸さん「釣りが元々大好きで、以前は客として通っていました」

全国でも珍しい 釣り場の横でニジマス養殖

米丸さん「ここで魚を卵から養殖しています。卵から育てた魚がここに入っているので、魚がとてもキレイで、美しい魚を釣る喜びに魅せられてしまって。それで私にできることがあればとお手伝いを始めました」

受賞の際にどんなところが評価されたと思いますか？

米丸さん「こちらの地元（平之地区）の任意団体が管理する釣り場だった。その平之地区は今や高齢化率が68.9％の限界集落に。後継者のいない管理釣り場を米丸さんが引き継ぐ事になりました。今後はビジネスとして拡大・発展させていくというところがやっぱり面白いと思って評価されたのだと思います」

米丸さん「この釣り場の下の大きな土地に釣りとキャンプが同時に楽しめる施設を作りたいなと思っています」

釣りキャン

魚を釣ってそのままキャンプで調理して食べる

「このプロジェクトの成功こそ、地域創生へとつながる」と、熱く語る米丸さんでした。