乾燥する季節、火の取り扱いに注意が必要な時期がやってきました。そんな中、佐賀市で家族で楽しみながら防災について学べるイベントが開催されます。その名も「サガ防火フェスタ2024」。今週末に行われるこのイベントの魅力を、リポーターが一足先に体験してきました。

40年の歴史を持つ人気イベント

サガ防火フェスタは1983年に始まり、約40年の歴史を持つ毎年人気のイベントです。会場となるのは、佐賀市兵庫町の佐賀県消防学校グラウンド。

イベントの目玉の一つが「強風体験コーナー」です。
最大風速35mまでの風を体験できるこのコーナーでは、自然の脅威を肌で感じることができます。

リポーターが体験すると、「扇風機ぐらいから始まり、徐々に強くなっていきます。最後は恐怖と息苦しさを感じるほどの強さになりました」と語ります。体験した35m/sの風は、台風時に実際に起こりうるものだそうです。

「これを体験すると、台風の時に絶対外に出てはいけないことがよくわかります」とリポーター。物が飛んでくる危険性も考えることができ、防災意識の向上につながります。

救急コーナーでは、AEDの使い方や心臓マッサージの方法を学べます。人形を使って実際に体験できるため、いざという時の対応力が身につきます。

「心臓マッサージは思った以上に力が必要です。実際にやってみると、人体相手だと躊躇してしまうかもしれません」とリポーターは感想を述べています。
押す時の深さの目安は単3電池1本分くらいだそうです。

子どもたちに人気なのが消防車からの放水体験です。本物の消防ホースを使って放水を体験できます。

ホースは水を通すと70キロから80キロの重さになります。水を出すと、その重さと水圧でものすごい衝撃があります。
迫力満点の体験を通じて、火災の怖さと消防活動の大変さを学べます。

イベントでは他にも、「防火器具の取り扱い体験」や、「幼年防火クラブや消防音楽隊のステージ」など、様々な催しが用意されています。
「まずは楽しんでいただきながら、その中で防災意識が高まっていく、そんな一日にしていただきたいです」と消防士の方は語ります。

サガ防火フェスタ2024 佐賀県消防学校施設体験見学会

日時 : 11月30日(土) 9時30分～12時10分
場所 : 佐賀県消防学校グラウンド(佐賀市兵庫町)
※駐車場に限りあり JR伊賀屋駅から無料シャトルバス運行
参加費 : 無料

※各記事に掲載している料金やサービスについては、記事を掲載した時点での情報になります。掲載当時から料金やサービスが変更になっている場合がございます。