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夏を前に注意を!「点検商法」や「課金トラベル」など 悪質業者から財産を守るポイント
佐賀県消費生活センターから、夏を前に増える消費者トラブルについて注意喚起がありました。特に高齢者を狙った悪質な点検商法や、インターネット通販の定期購入トラブルなどが増加しているそうです。どのような手口があり、どう対処すればよいのでしょうか。
要注意!屋根の無料点検を装った悪質業者
夏の暑さや台風シーズンを前に、「屋根の無料点検をしている」と訪問してくる業者に注意が必要です。
ある高齢者宅を訪れた業者は、「近くで工事をしていて、遠くから見たら瓦がずれているようだった」と言って屋根に上がりました。そして「このままだと雨漏りする」と不安をあおり、高額な修理契約を迫ってきたのです。
リポーターは、「提示された写真が偽物であることも多い」と指摘します。業者が示す被害状況の写真は、必ずしも自宅の屋根とは限らないのです。
トラブルを防ぐポイント
佐賀県消費生活センターでは、こうしたトラブルを防ぐポイントをいくつか挙げています:
- 訪問者の名刺などを必ず受け取る
- その場での契約は避け、家族や周囲の人に相談する
- 不安を感じたら、すぐに消費生活センターに相談する
また、契約してしまった場合でも「クーリングオフ制度」を利用できる可能性があります。訪問販売の場合、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、契約を解除できる制度です。
インターネット通販の定期購入トラブルにも注意
SNSの広告などをきっかけに商品を注文したところ、知らないうちに定期購入になっていたというトラブルも増えています。
佐賀県消費生活センターは、「広告の表示をよく確認し、不明瞭な条件には注意してください」と呼びかけています。
子どものオンラインゲーム課金トラブル
夏休みを前に、子どものオンラインゲームでの高額課金トラブルも増加傾向にあります。保護者の方は、子どものスマートフォン利用について、しっかりとルールを決めておくことが大切です。
消費者トラブルに遭ってしまった場合は、一人で悩まず、まずは佐賀県消費生活センターに相談してください。専門の相談員が親身になって対応してくれます。
夏本番を前に、こうした悪質業者の手口を知り、自分や家族の大切な財産を守りましょう。