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2025.05.30

一年中楽しめる牡蠣「ハピネスオイスター」とは?唐津の海から全国へ!

佐賀県唐津市で誕生した新ブランド牡蠣「ハピネスオイスター」が、全国から注目を集めています。育てているのは、唐津の豊かな海で20年以上牡蠣の養殖に取り組んできた「海幸丸」。これまで“冬の味覚”だった牡蠣を、一年中楽しめる食材へと進化させた注目の存在です。

全国グランプリで金賞受賞!養殖1年目での快挙

「ハピネスオイスター」は、唐津市の漁業者・山下さんが手がける三倍体の牡蠣で、「海幸丸」という屋号で育てられています。2024年に開催された全国牡蠣-1グランプリにおいて、「加熱用の部 蒸し牡蠣(マガキ・シングルシード方式部門) 」で金賞を獲得しました。

牡蠣の養殖歴は約20年の生産者ですが、「ハピネスオイスター」の養殖はまだ1年目。
そんな中での金賞受賞に「嬉しい。びっくりしました」と驚きと喜びを語っています。

※金賞はグランプリに次ぐ2位

夏でも美味しい!三倍体牡蠣の特徴

通常の牡蠣(二倍体)は、夏になると産卵のために身が痩せてしまい、冬が旬とされています。
しかし、「ハピネスオイスター」は三倍体と呼ばれる品種で、産卵をしないよう品種改良されています。
そのため、エネルギーを身に蓄えたまま育つことができ、夏でも美味しい状態を保つのが最大の特徴です。まさに「一年中食べられる牡蠣」として、新しい価値を提供しています。

シングルシード方式で育てられる高品質な牡蠣

「ハピネスオイスター」は、「シングルシード方式」という養殖方法で育てられています。これは牡蠣の稚貝を1粒ずつ専用のかごに入れて約10か月かけて育てる方法です。

波によってかごが揺れることで、牡蠣の殻同士が自然に擦れ合い、形が整い、身にしっかりと栄養が集中するのが特徴です。

従来の「カルチ方式」(ホタテなどの貝殻に稚貝を付着させて育てる方法)と比べ、シングルシード方式は密集を避け、形状や品質をより安定させることができます。手間はかかりますが、それだけに高品質な牡蠣が育つのです。

実際に食べてみると?

リポーターが「ハピネスオイスター」を試食したところ、「通常の真牡蠣に比べてさっぱりしている」と感想を述べました。塩気と旨みのバランスがよく、食べやすいのが特徴です。

さらに、「これが1年中食べられるのは革命的」とリポーターは絶賛。従来の季節限定のイメージを覆す、新しい牡蠣の可能性を感じたようです。

また、夏におすすめの食べ方として、「大根おろしと大葉を乗せてポン酢でさっぱりと食べる」食べ方が紹介されており、暑い季節にも美味しく楽しめる一品となっています。

「ハピネスオイスター」の今後に期待

「ハピネスオイスター」は、2025年6月から販売予定です。今年は試験的に約3,000個の養殖が行われており、生産数は限られていますが、今後の展開が期待されます。

唐津の豊かな海で育まれた新しい牡蠣のスタイル。季節を問わず楽しめる「ハピネスオイスター」を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

【2025年5月22日放送 かちかちLIVE こちら かちかち生産課 より】

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