アナウンサー
announcer
鶴丸 英樹のブログ記事
エジプトの旅⑤ 大エジプト博物館
今回の旅のお目当ての一つが、世界最大級の博物館「エジプト大博物館」です。
数度にわたる完成予定の変更を経て、2025年の11月にグランドオープンし、世界的なニュースにもなりました。
カイロ・ギザの3大ピラミッドにほど近い場所にあります。
私が訪れた去年9月はプレオープンの状態で、ツタンカーメン王関連など一部の展示物をのぞいて、多くの貴重な遺物がすでに展示されていました。
博物館エリアの入場ゲートと博物館の建物の入り口付近です。
斬新なデザインで、近づくと全体像が一枚の写真には収まりきれませんが、写真で見る以上にスケールが大きい。
広々としたエントランスホール。
天井も高い。
そして我々来場者を見下ろしているのが・・・
博物館のシンボルの一つにもなっている、歴代のエジプトのファラオ(王)の中でも特に有名なラムセス2世の像です。
高さ11m、重さは82tもあるそうです。
ラムセス2世は3300年ほど前に即位すると、絶大な権勢を誇り、「最も偉大な王」とも呼ばれています。
ファラオとしての統治期間は67年にもおよび、この期間が古代エジプトの勢力と栄光の絶頂期と言われています。
その一つが、ラムセス2世の三連像。
真ん中がラムセス2世。
写真向かって左側が古代エジプトの都市メンフィスで信仰された創造神プタハ。
右側がプタハの妻でライオンの頭を持つ女神セクメトです。
神を両脇に従え、守られているラムセス2世の権威の高さを示しています。
両手に丸い土器を持っているのはハトシェプスト女王の像。
ファラオである夫の死後、子供ではなく、自らが王位を継承しました。
石像の多さが目立ちますが・・・
遺体をミイラにするときに取り出した内臓を保存する容器
中の干からびたようなものが、数千年前の内臓です。
見るべきものがあまりにも多く、1日では、とうてい時間が足りません。
大エジプト博物館建設にあたっては、日本政府が莫大な資金支援と遺物の保存技術の提供を行っているため、英語とアラビア語、そしてなんと日本語で「博物館」の表示があります。
日本人として少し誇らしく感じました。
最初に説明した通り、博物館はカイロのギザ地区にあり、窓からはピラミッドを望むことができます。
博物館の壁にあるカルトゥーシュ。
古代エジプトの象形文字ヒエログリフで書かれた王や王妃の名前を楕円形の枠で囲んだものです。
本当は大エジプト博物館だけで3回分くらい書けそうでしたが、さすがに飽きられてしまいますので、今回はこのあたりで。
次回は、ラムセス2世が建造した世界遺産「アブ・シンベル神殿」です。

