1. TOP
  2. 記事一覧
  3. ピックアップ
  4. カーネーションの名門「平田花園」に潜入 虹色の花びらと企業秘密の染色技術に迫る

ピックアップ

pickup

2025.05.10

カーネーションの名門「平田花園」に潜入 虹色の花びらと企業秘密の染色技術に迫る

唐津市にある「平田花園」

佐賀県唐津市にある「平田花園」は、40年以上の歴史を持つカーネーションの専門農園です。1800坪の広大な敷地に約10万本のカーネーションを栽培し、年間80万本ものカーネーションを出荷しています。

母の日を前に、平田花園のカーネーション栽培の魅力と、カーネーションにまつわる驚きの秘密をご紹介します。

豊富な品種と色鮮やかなカーネーション

平田花園では、約30種類もの多彩なカーネーションを栽培しています。取材時に紹介された品種の一部をご紹介します。

ガブラン

鮮やかな緑色が特徴的な「ガブラン」は、花びらの先端がギザギザしているのが特徴です。葉も緑色で、全体的に爽やかな印象を与えます。

セルバンテス

赤色が鮮やかな「セルバンテス」は、母の日の定番カーネーションとして人気があります。

バニラミナミ

クリーム色の優しい色合いが特徴の「バニラミナミ」は、国産の珍しい品種です。

バビロン

ピンクとベージュのグラデーションが美しい「バビロン」は、アンティークな雰囲気を醸し出しています。

カーネーション栽培のこだわり

平田花園では、カーネーションの栽培に様々なこだわりを持っています。

  • 土壌分析による栄養管理
    月に1回、土壌を分析し、足りない栄養素を土に加えています。この丁寧な栄養管理により、カーネーションの成長スピードや花のボリュームが変わってくるそうです。
  • 脇芽摘み
    カーネーションを1本に仕立てるため、不要な芽を手作業で取り除く「脇芽摘み」を行っています。この作業により、1つの花に栄養を集中させることができます。
  • 適切な収穫タイミング
    カーネーションは7分咲きで収穫し、お客様の手元に届く頃(約2日後)に満開になるよう調整しています。

カーネーションの意外な秘密

  • 国産品種の希少性
    日本で栽培されているカーネーションのほとんどが、コロンビアや中国からの輸入品種です。その理由は、日本では一年中カーネーションを栽培することが難しいためです。コロンビアは四季がなく、標高の高い場所で一定の温度で栽培されているため、年中カーネーションを生産できるのです。
  • 特許のあるカーネーション
    カーネーションには品種ごとに特許があり、無許可で種から苗を作ることはできません。そのため、多くの農家は苗を購入して栽培しています。

平田花園ならではの特徴

  • カーネーションの染色技術

ピンク、緑、青などの色が混ざり合った「レインボー」は、まさに虹のような美しさです。
平田花園では、カーネーションを様々な色に染める技術を持っています。オーダーがあれば、好みの色に染めることも可能です。この染色技術は企業秘密だそうです。

母の日フェアの開催

5月10日と11日に、平田花園で母の日フェアが開催されます。フラワーバイキングでは、好きなカーネーションを選んで花束を作ることができます。

平田花園のカーネーションは、丁寧な栽培と豊富な品種、そして染色技術など、様々な魅力にあふれています。母の日のプレゼントはもちろん、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にも、ぜひ平田花園のカーネーションを選んでみてはいかがでしょうか。

【2025年5月8日放送 かちかちLIVE こちら かちかち生産課 より】

関連記事

※各記事に掲載している料金やサービスについては、記事を掲載した時点での情報になります。掲載当時から料金やサービスが変更になっている場合がございます。
RECOMMEND