武雄市若木町の深い山中に、年間を通して8～9℃の冷気が吹き出す神秘的なスポット「永野の風穴」があります。
石造りの洞窟は古い時代の建築技術と自然の力が融合した不思議な場所で、夏場でも天然のエアコンのような涼しさを体感できる隠れた名所です。

永野の風穴は、武雄市若木町永野の山中に位置しています。辿り着くまでには森の中を歩き、ロープを使って岩場を登る必要があります。

風穴の入口に到着すると、その構造の特殊性に驚かされます。入口部分は明らかに人の手によって石が積まれており、レンガのような整然とした造りになっています。

しかし、上部は巨大な天然の岩石が配置されており、人工物と自然物が見事に調和しています。

風穴の最大の魅力は、年間を通して平均8～9℃という一定の温度を保っていることです。入口に立つだけで冷たい風を感じることができ、「エアコンが入っている」と表現されるほどの涼しさです。

洞窟内部に入ると、さらにその涼しさが際立ちます。冷気が洞窟全体を包んでいます。内部は石積みで造られた壁や天然の巨大な岩石で構成されています。この風穴がいつ、何の目的で造られたのかは定かではないそうです。

洞窟内では、コウモリが生息している様子も確認できました。

【2025年6月18日放送 かちかちLIVE わらしべ長者の旅より】

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