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伝統と革新が織りなす至極の体験!鹿島市「光武酒造場」で出会う100万円級の価値
今回は、鹿島市にある歴史情緒あふれるエリア「肥前浜宿・酒蔵通り」を取材しました。江戸時代から醸造業で発展してきたこの町は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選ばれています。
かつては13軒の酒蔵が並んでいたこの通りも、現在はわずか2軒に。貴重な歴史の証人として、今もその文化を守り続けています。
創業1688年の老舗「光武酒造場」で歴史に触れる
今回取材させていただいたのは、肥前浜宿で現存する貴重な酒蔵「光武酒造場」。創業はなんと1688年。330年以上にわたり、地元・多良岳山系の伏流水を使い、日本酒や焼酎を造り続けています。
専務の光武さんに案内していただきながら、工場の中を見学させていただきました。
酒蔵の工場見学で発見!革新的なジン製造
夢が詰まった「赤鳥居 SAKE GIN 樽オーナー制度」
その名も「赤鳥居 SAKE GIN 樽オーナー制度」。
光武酒造が責任を持って貯蔵・管理し、半年から最大約3年にわたって熟成。半年ごとにテイスティング用のジンを郵送してくれるため、自分好みの熟成タイミングで納品可能。なんとも贅沢なシステムです。
価格は1樽(50L)で73万7,000円。すでに約50本が売れているとのこと!(※取材時)
その味わいとは?
試飲させていただいたのは、半年熟成の「赤鳥居 SAKE GIN CASK EDITION(700ml)」価格は1万1,000円。
小田井さん「ジンと樽の香りが混ざっていて不思議です。ウイスキー感もあり、日本酒のコクも感じられて…これは素晴らしいですね」
光武専務「おいしくいただけるお酒を自分で育てる。それが貯蔵の楽しみです」
北斗の拳とコラボ!?アニメファンも驚く焼酎
さらに注目したいのが、あの人気漫画『北斗の拳』とのコラボ焼酎。
主人公ケンシロウのライバル・ラオウが乗る愛馬「黒王」を模したデザインのボトルに、佐賀の伝統工芸「志田焼」のグラス2個がセット。中身は本格芋焼酎で、原作者も公認の特別な商品です。
海外にも届けたい、日本の酒文化
今後の展望について光武専務は語ってくださいました。
光武専務「日本国内だけでなく、世界中の人たちにも日本酒・焼酎・ジャパニーズジンの美味しさを伝えていきたい」
伝統を守りながらも、革新的な商品開発に挑戦し続ける光武酒造場。その姿勢からは、佐賀の酒文化を次世代に繋げていこうという強い意志が感じられます。
価格を超えた価値ある体験がここに
今回紹介した商品や制度は、合計すると100万円を超える高額な品々。しかし、そこには"価格以上の価値"と"受け継がれた文化"がしっかりと息づいていました。
歴史ある町並みと革新的なお酒づくり。肥前浜宿の光武酒造場は、まさに佐賀が誇る宝と言えるでしょう。
330年以上の歴史を持つ酒蔵で体験できる特別な時間は、きっと忘れられない思い出となることでしょう。佐賀の奥深い魅力を感じに、ぜひ足を運んでみてください。