ピックアップ
pickup
自作のロボットが動く感動!佐賀工業高校ロボット研究部が挑む県大会優勝への熱い道のり
自分で作り上げたロボットが実際に動き出す感動。佐賀工業高校ロボット研究部の14人が挑む、県大会優勝への道のりが熱い展開を見せています。
昨年準優勝の悔しさをバネに
高度な技術と創造力が生み出すロボット
ロボット研究部の活動は、単なる組み立て作業ではありません。「私たちは高校生ロボット競技佐賀県大会優勝、そして全国大会出場を目標に日々取り組んでいます」と小山部長が説明するように、戦略的な設計からプログラミングまで、すべてを学生たちが手がけています。
競技は、制限時間内にロボットを操作してメガホンやボールなどを指定の位置に配置する加点方式。ただ配置するだけでなく、素早く正確に動作させて高得点を狙わなければなりません。
1年生も輝く創造の場
新入生の成長も目覚ましく、入部してわずか1〜2週間で「ミランバくん」の手を振るロボットを制作した1年生の古場さんは、「難しかったところはミランバくんの造形やモーターの制御、LEDライトの位置」と技術的な課題に真剣に取り組んだ経験を語ります。
部員の堤さん(3年生)は、「私は高校2年生の時、設計や製図に興味を持ち、将来設計士の仕事に就きたいと考えており、ロボット研究部に入部しました」と入部の動機を説明。将来は「日本の未来を背負った設計士になりたい」という大きな夢を抱いています。
多彩な機能を持つ競技ロボット
昨年準優勝したロボットの性能は圧倒的です。アルミフレームを切断加工し、3Dプリンターで作った部品と組み合わせて制作されたこのロボットは、メガホンやボールを掴んで運ぶだけでなく、バドミントンのシャトルを発射して的を狙う機能まで備えています。
ロボット研究部の魅力とは
木下さん(2年生)は、部活の魅力について「自分たちで作り上げたロボットが実際に動き出す瞬間、達成感が得られる。こういうのが、この部活の面白さだと思います」と語ります。
設計からプログラミングまで、すべてを手がけることで得られる達成感は、他では味わえない特別なものです。パソコンを膝に乗せて集中して作業する姿は、まさに現代の「デジタルものづくり職人」といえるでしょう。
佐賀県開催への期待
小山部長は今後の目標について、「来年は佐賀県で大会があるので、全国でもトップレベルで競えるように、もっと技術を磨いていきたいです」と地元開催への特別な思いを語ります。
佐賀工業高校ロボット研究部の挑戦は、単なる部活動の枠を超えて、ものづくりの未来を担う人材育成の場としての役割も果たしています。来年の全国大会佐賀県開催に向けて、彼らの技術がどこまで進化するのか、今後の活動に注目が集まります。