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2025.08.16

大川内山「風鈴まつり」が鍋島焼350周年記念でリニューアル!3000個の風鈴が響く涼の絶景!

開窯350周年を迎える記念すべき年、伊万里市大川内山の夏の風物詩「風鈴まつり」が大幅リニューアルを遂げました。「音で涼を感じる」をテーマに、これまで以上に涼しげな音色で訪れる人々を魅了しています。伝統の技が生み出す美しい陶磁器の音色と、佐賀の伝統工芸である名尾和紙が織りなす風情豊かな夏のイベントをご紹介します。

今年の風鈴まつりは規模3倍!3000個の風鈴が奏でる涼やかな音色

今年の風鈴まつりは、記念すべき350周年を祝って大幅にパワーアップ。例年は「大体1000個ほど飾っていたんですけど、今年は3000個に増やしました」と、なんと3倍の規模に拡大されました。

新たに橋の上に設置された風鈴スポットでは、「気持ちいい風が抜けるんで風鈴の音もめちゃくちゃ涼しげで綺麗です」とリポーターが語る通り、心地よい風とともに涼しげな音色を楽しむことができます。

佐賀の伝統工芸「名尾手すき和紙」で涼を演出

今年の風鈴まつりでは、風鈴の短冊に佐賀の伝統工芸である「名尾手すき和紙」を使用。風にそよぐ姿がさらに涼しい印象を与え、視覚的にも聴覚的にも涼を感じられる工夫が施されています。

職人技が光る多彩な風鈴の音色を楽しもう

各窯元では、大小様々なデザインの風鈴を見ることができます。実際に音を鳴らしてみると、「全然違う」「なんか1曲いけそうなぐらいそれぞれ音違いますね」と、それぞれ異なる美しい音色を奏でることが分かります。

大秀窯の担当者は「各窯で得意な技だったり、技法とか絵描きとかをされていて、風鈴にされてますので、是非見ていただいて、気に入った音を買っていただければと思います」と、職人の技が光る風鈴の魅力を語っています。

将軍家への献上品として愛された鍋島焼の350年の歴史

鍋島焼は将軍家への献上品として作られてきた歴史ある陶磁器で、その気品ある美しさは今も多くの人を魅了し続けています。

伊万里鍋島焼協同組合の方は、「今年鍋島焼350周年を迎えた記念に石破総理に献上した品と全く同じものなんです」と説明。かつて鍋島焼が将軍家などに献上されていた歴史にちなみ、平成元年から毎年「献上の儀」として全国の自治体などに鍋島焼を贈っています。

「伊万里・有田焼伝統産業会館」では、歴代の献上品の数々を見ることができます。

さらに注目すべきは、9月3日から5日まで大阪・関西万博の会場で12点が展示される予定となっていることです。

特別な夜を演出「あかり夏まつり」「夜の窯元市」

8月23日(土曜日)には、夜の時間帯に「あかり夏まつり」「夜の窯元市」も同時開催されます。窯の道具である「ボシ」という道具の中にローソクを入れて、幻想的な明かりが並ぶ特別な夜を演出します。

「夜の窯元市」では、風鈴は5色(白、紺、青白磁と呼ばれる薄い青い色、黄色、赤)から選んで購入することができ、鍋島藩窯の記念小皿の夏バージョンも用意されています。

350年の歴史を感じる特別な夏のひととき

「風鈴の音色は、本当に涼しい気持ちにしてくれます。ぜひ、大川内に足を運んでみてください」というリポーターの言葉通り、350年の歴史を誇る鍋島焼の郷で、伝統の技と夏の涼を同時に感じることができる貴重な機会です。

心地よい風鈴の音色に包まれながら、歴史ある窯元を巡る特別な夏のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

イベント情報
  • イベント名:鍋島藩窯風鈴市
  • 開催期間:8月24日(日)まで
  • 特別イベント:
    「あかり夏まつり・夜の窯元市」8月23日(土)17時〜21時
  • 会場:伊万里市大川内山一帯
【2025年8月14日放送 かちかちLIVE サガらぼ より】

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