鳥栖市にある「花カフェ」は、花やしき庭園の敷地内に位置する、四季折々の自然を眺めながらお食事が楽しめるカフェです。約4000坪の広大な庭園で、11月最終週頃に見頃を迎える紅葉を目の前に、「額縁に入れられたような贅沢な紅葉」の中で味わうグルメは格別。生パスタのミートソース、一番人気のフレンチトースト、玉ねぎの甘みが決め手のカツカレー——テラス席から見渡す限りの紅葉景色の中でいただく家庭的な料理は、まさに心も体も温まる至福のひとときを提供してくれます。

花やしき庭園は約4000坪という広大な敷地を誇ります。取材時はまだ10月初旬で完全には色づいていませんでしたが、場所によっては既に紅葉を楽しむことができました。「11月の最終週あたりが例年見頃」で、色づいてから1週間ほど楽しんだ後は、真っ赤な絨毯のような美しい景色に変わるそうです。

40年近くこの場所にいるという店主の西村さんは「全然飽きない」と語るほど、この景色には特別な魅力があります。秋の真っ赤な紅葉から、冬の雪化粧、春の新緑まで、一年を通して異なる表情を見せてくれるのが花カフェの大きな魅力です。

最初にいただいたのは、生パスタのミートソースです。小石原焼きの可愛らしいお皿に盛られた料理は、まさに「森のカフェにやってきたような雰囲気」を演出してくれます。

• 商品名：パスタ ミートソース(サラダ付き)
• 値段：1,300円

生パスタのフィットチーネは「もちもち」とした食感が特徴的で、挽肉のコクがしっかりと出ており、トマトの酸味と甘みが程よいバランスで味わえます。西村さんによると「生パスタのモチモチ感がより家庭の味に近い、プロフェッショナルっぽくないような感じで作っている」とのことで、その優しい味わいが印象的でした。

続いていただいたのは、花カフェの一番人気メニューであるフレンチトーストです。「切った瞬間からフカフカ」で、中までしっかりと甘さと蜂蜜が染み込んでいます。噛めば噛むほどさらに甘さを感じることができ、程よいサクッと感も楽しめます。

• 商品名：フレンチトースト
• 値段：950円

このフレンチトーストの秘密は、「最低でも半日漬け込んでいる」という丁寧な下準備にあります。西村さんは「この空気の中で食べるのが一番美味しくなる。紅葉が一番の味付け」と語り、自然環境との調和を大切にしていることがうかがえます。

最後にいただいたのは、カツカレーです。「口に入れた瞬間まろやか」で、ほのかな甘みも感じられます。この甘みの正体は玉ねぎで、「玉ねぎがしっかりたくさん入って」おり、その甘みがカレーのコクの中に溶け込んでいます。

• 商品名：カツカレー(サラダ付き)
• 値段：1,500円

カツは「結構いいお肉を使っている」とのことで、サクサクとした食感とあっさりとした味わいが、カレーの程よい辛さとコクと絶妙に合わさっています。リポーターも「この景色の中で食べられて、最高ですね」と絶賛していました。

花カフェには、テラス席のそばに完全貸切の「ログハウス」も用意されています。人目を気にせずお食事ができるこの特別な空間からも、もちろん紅葉が楽しめます。

窓から覗くと「まるで額縁に入れられたような贅沢な紅葉」を堪能することができます。1日1組限定で、1人1500円以上の注文で利用が可能です。予約は電話でのみ受け付けているので、特別な日に利用したい方は事前にお問い合わせください。

人気のテラス席については予約ができないため、来店して順番を待つ形になります。しかし、約4000坪という広大な花やしき庭園内をゆったりと散策しながら待つことができるため、待ち時間も有効活用できます。「そこをゆったりと歩いて待っているだけでも飽きることない景色が楽しめる」とのことで、まさに待ち時間すらも楽しめるのが花カフェの魅力です。

今月末には見頃を迎える予定の紅葉。見頃を迎えてから1週間ほど楽しんだ後は、真っ赤な絨毯に染まっていく美しい景色を楽しむことができます。約4000坪の広大な庭園で、40年近くこの場所にいる店主が「全然飽きない」と語る景色。月に一度の生ライブや絵画展も開催される温かみのある空間で、家庭的な料理を味わいながら——グルメと紅葉、両方を同時に楽しめる贅沢な紅葉狩りスポットで、心も体も温まる特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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