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2026.02.06

戸上電機製作所のプロジェクションマッピング 100年企業が挑む光のイベント

佐賀市にある創業100年を誇る東証上場企業「戸上電機製作所」が、業者に頼らず自社でプロジェクションマッピングに挑戦しています。

2024年に”22世紀に残す佐賀県遺産”と”国の登録有形文化財”に登録された大正時代の歴史ある建物を舞台に、全て手作りで生み出された光のイベントが話題を集めています。
本館、神社、駅舎の全てに映像が投影され、マスコットキャラクター「リコット」が佐賀を旅する物語と参加型クイズで会場は大盛り上がり。初心者集団が手探りで創り上げた、企業の挑戦の姿をご紹介します。

歴史的価値あふれる100年企業の本社

戸上電機製作所の本社敷地に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがドーンと構えているレンガ調の本館建物です。リポーターも「この風情があって」と思わず感嘆するほどの歴史の重みを感じさせる佇まいです。

同社の松尾美和さんによると、「こちらの本館なんですけれども、まあ100年が経過しているということもありまして、2024年に『22世紀に残す佐賀県遺産』と、あと『国の登録有形文化財』に登録をされている、すごく歴史のある建物になっております」とのこと。

建物内部を特別に見学させてもらうと、応接室には大正時代のデザインが施された特徴的な天井があり、経理グループの職場としても現役で使われています。階段は「今までの階段史上で一番(急角度)かもしれない」とリポーターが驚くほどの角度で、大きな窓には「家では絶対にありえないような大きさのカーテン」が掛けられています。

敷地内に息づく創業の精神

さらに驚かされるのが、会社の敷地内に神社があることです。「大財神社」と書かれた鳥居をくぐると、そこには小さな神社が佇んでいます。

松尾さんによると、「こちら大財神社は、初代社長、戸上信文が足しげく通った与賀神社より分霊し、建立されたものと伝えられております」とのこと。創業時から続くこの神社では、「役員であったり特定の社員が毎日、お参りをして出社をしております」という伝統が今も受け継がれています。

敷地の奥には、さらに興味深い建物が。「以前、佐賀市内に馬車が引く鉄道が走っておりまして、その馬車鉄道の駅舎をこちらに移築したものと言われております」という歴史的な建造物も保存されています。

すべて自社で手がける初挑戦

今回のプロジェクションマッピングの最大の特徴は、すべて自社で制作していることです。松尾さんは「今回のプロジェクションマッピングは全て自社で制作をしてまして、企画から構成、コンテンツ制作、あと機器の設置調整、全て製作所と関連会社の戸上電機ソフトの方で協力してさせていただいております」と説明します。

しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。「メンバーが全員初心者で経験もゼロの状態で本当手探りの状態から始めたんですけれども、コンテンツ制作も含め、あの建物に投影をして調整をするというところが一番難しくて。やっぱり柱であったり、あの窓枠にきっちり揃えるっていうところが一番大変でした」と、苦労を語ります。

光で彩られる100年の歴史

日が暮れると、いよいよプロジェクションマッピングが開始されます。本館、神社、そして駅舎の全てに映像が投影され、昼間とは全く違う幻想的な空間が生まれます。

「プロジェクションマッピングってやっぱり浮かび上がるように光るから綺麗ですよね」とリポーターも感動の声を上げるほど、100年の歴史を持つ建物群が美しく彩られました。

ストーリーは、同社のマスコットキャラクター「リコット」が佐賀を旅しながら、おいしい食べ物を集めていく内容となっています。「白石の名産だ。かわいい〜」「お花綺麗〜」と、映像に映し出される佐賀の魅力にリポーターも思わず声を上げます。

参加型クイズで盛り上がるイベント

プロジェクションマッピングの途中には、リコットからのクイズタイムが設けられています。「答えが青い方だと思ったら、青いライトの方へ。答えが赤い方だと思ったら、赤いライトの方へ集まってね」という参加型の演出で、会場は大いに盛り上がります。

「リコットが受け取ったいちごの数は何個だったかな」という1問目では、リポーターも「ちょっと待って。そんなに受け取ってなかったでしょ?え?1個じゃないの?」と悩みながらも正解。クイズは全部で6問用意されており、全問正解すると素敵なプレゼントがもらえる仕組みになっています。

「こんな感じでクイズするの、ちょっと久々でなんか嬉しいですね」とリポーターも楽しそうにクイズに参加していました。

来場者の声

参加した小学生の女の子は「やっぱすごいと思いました」「建物を使っていたところだと思います」と感想を述べ、クイズについても「小さい子にもわかりやすかったので、とても良かったと思います」と評価していました。

姉妹で参加した来場者は「結構迫力があって面白かったです」と話し、初めて敷地内に入ったという母親も「この建物すごいなと思ってね。なんか趣ありますね」と感心していました。

新しい挑戦に込められた想い

松尾さんは今回の取り組みについて、「魅力ある建物なので、広く皆様に知っていただくとともに、戸上電機がこういう新しいことにチャレンジしているという挑戦の姿を見せていければなと」と語ります。

さらに「このプロジェクションマッピングが、佐賀の街と人を明るく照らしながら、人の心に残る価値を届けることができれば、私たちやっている意味があるのかなと、そういうふうに思ってますので、頑張ります」と、企業としての想いを込めた言葉を述べています。

まとめ

創業100年の東証上場企業が、全員初心者で経験ゼロの状態から手探りで創り上げたプロジェクションマッピング。

2024年に「22世紀に残す佐賀県遺産」と国の登録有形文化財に登録された歴史ある建物を舞台に、本館、神社、駅舎の全てが光で彩られます。マスコットキャラクター「リコット」が佐賀を旅する物語と、参加型クイズで子どもから大人まで楽しめるイベント。
「魅力ある建物を広く知っていただくとともに、新しいことにチャレンジする挑戦の姿を見せたい」という想いが込められた光の演出は、佐賀の街と人を明るく照らし、訪れる人の心に残る価値を届けています。

リポーターも「お昼に見た時の建物の様子とはガラッと雰囲気が変わり、非常にカラフルに、そして鮮やかに。改めて佐賀の良さに触れることができました」と感動を語っていました。

【イベント情報】

  • 開催日程

2月7日(土)・8日(日)・11日(水・祝)・14日(土)・15日(日)

  • 上映時間

18:30〜と19:30〜の2回上映

※雨天中止の場合あり

【2026年2月3日放送 かちかちLIVE サガSagace より】

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