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アメカジファンに愛される佐賀発の革製品!裏側にある18年の挑戦
佐賀市内の住宅街で、夜になると温かな光が灯る小さな工房。ここで佐藤鉄也さん(47歳)が、夜な夜な革職人として作品を生み出しています。
「JACK RIDE LEATHER.CO」というブランドで革製品を制作する作家の佐藤さん。「家庭科で1を取ったぐらい」から始まり、14年間は儲からなかったという苦労を経て、今では全国に愛用者を持つまでに成長しました。
「娘3人にかっこつけたい」という純粋な思いを原動力に、夢を追い続ける男性の物語をご紹介します。
偶然の出会いから始まった革の道
佐藤さんが革製品作りを始めたきっかけは、30代前半の営業時代に遡ります。
「営業先のお客さんがトントントンとレザークラフトをしているのを見た瞬間に、『僕なら簡単にできるな』と思いました」と佐藤さんは当時を振り返ります。それまで革製品に触れた経験はなかった佐藤さんですが、元々デザイナー志望だったことから、デジタルで設計ができる技術を活かせると直感したのです。
14年間の試行錯誤を経て
革製品作りを始めて18年、順調な道のりではありませんでした。
「14年ぐらいは儲からなかった。誰に売っていいのか分からなくて」と佐藤さんは苦労した時期を語ります。
転機となったのは、佐賀市川副町にあるアメカジショップ「D-STOCK SAGA」の店長との出会いでした。「アメカジのショップなので、お客さんも革製品大好き。だから受注会をしようよという話をいただきました」
店頭でお客さんから直接オーダーを聞いて作る受注会を通じて、佐藤さんの作品は徐々に評価を得るようになりました。
その後、ネット販売を始めると「意外と売れるな」という手応えを感じ、自分の世界観を発信しながらブランディングを進めていきました。
これまでの経験が生きる効率的なものづくり
数量の多い発注が来るようになった際、限られた時間の中で対応するために役立ったのが、これまでの経験でした。
「ものづくりでクオリティーと効率とデザインをずっと考えてきたので、これをアドバンテージにして作らないと。今持っているノウハウに乗っかって何か自分で作れるものがないかと」考え、効率的な制作システムを構築したそうです。
娘への思いが原動力
佐藤さんが革製品作りを続ける原動力について尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「一目惚れしてもらうようなものを自分で作りたいという思いがありますが、根底には娘が3人いるので、かっこつけたいというのが一番です」
お子さんたちの反応について聞くと、「人から求められるものを作るというのは、当然なかなかないことなので、『すごいね』と子どもたちも言ってくれます」と嬉しそうに語ります。
佐賀発、全国へ広がる魅力
現在、佐藤さんの革製品はネット販売で全国に愛用者を持ち、特にアメカジ好きの間で高い評価を得ています。佐賀市川副町の「D-STOCK SAGA」では、佐賀の地元作家として唯一取り扱われており、「ネットで人気」の商品として注目を集めています。
まとめ
佐藤鉄也さんの物語は、年齢や経験に関係なく、情熱さえあれば新しい道を切り開けることを示しています。
14年間の苦労を経て、今では全国に愛用者を持つ革職人へ。これまでの経験を活かし、効率的な制作システムを構築しながら、「娘3人にかっこつけたい」という素直な思いを原動力に作品を生み出し続けています。
「かっこつけたい」という素直な思いから始まった挑戦は、今では多くの人に愛される作品を生み出し、佐賀から全国へとその魅力を発信し続けています。夜の住宅街に灯る工房の明かりは、夢を諦めない大人の姿を照らし出し、同じような思いを抱く人々に勇気を与え続けています。
佐賀市川副町の「D-STOCK SAGA」で佐藤さんの作品を手に取ることができます。情熱を込めて作られた革製品を、ぜひ一度ご覧ください。
店舗情報
- 店舗名 : D-STOCK SAGA
- 住所 : 佐賀市川副町早津江 209-5
- 営業時間 : 11:00~19:00
- 定休日 : 水曜日

