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20日かけて手染めで仕上げる、県内最高値の五月のぼりとは?小城市「城島旗染工」に迫る
「想像を超える迫力」——目の前に広がる鮮やかな五月のぼりに、思わず声が上がります。
小城市牛津町にある旗専門の工房「城島旗染工」。
城島守洋さんが一本一本手染めで仕上げる五月のぼりは、県内でも最高値とされながら、その完成度と存在感の高さが際立ちます。
圧倒的な手仕事の美しさと、日本の伝統文化を守り続ける職人の思い。その背景に迫ります。
竜や魚が舞う、圧倒的な存在感
工房を訪れると、まず目に飛び込んでくるのは想像を超える迫力の光景です。
竜や魚などが描かれた鮮やかな五月のぼりが工房いっぱいに並び、圧倒的な存在感を放っています。
製作者の城島守洋さんは、五月のぼりだけでなく、ハッピや船の旗、お祭りに使われる旗やのれん類など、幅広く手がけています。
地域の祭り文化を支える“旗の職人”として、日々ものづくりに向き合っています。
すべて手染め、職人仕事
最も驚かされるのは、その製作方法です。
縦幅約85cm、長さ約7m50cmにも及ぶ大きな五月のぼりを、すべて手染めで仕上げています。
機械任せにせず、一本一本職人の手で色を重ねていくため、完成までにはおよそ20日を要します。
県内最高値の五月のぼり、気になるお値段は?
価格は18万1,500円。
龍の顔の細かな描き込みなど、通常よりも手間のかかる工程が施されているほか、最大の特徴が金箔フィルムの使用です。本物の金箔ではなく、風合いと輝きを表現する特殊な素材を使い、華やかさと実用性を両立させています。
城島さんによると、小さいサイズの五月のぼりは、むしろ細かな作業が増えるため、サイズによって価格差が生まれるといいます。
この価格設定には、城島さんならではの思いが込められていました。
「こういう日本文化がだんだんなくなって危惧している。あまり高いとお客さんが離れてしまうので、20万以内に収めているところです」
伝統を守り続けたいという思いから、あえて手の届く価格に抑える——そこには、日本の文化を次世代へつなごうとする職人の覚悟がありました。
手仕事が生む、唯一無二の迫力
20日間かけて一本一本手染めで仕上げられる五月のぼりは、機械では決して生み出せない温かみと迫力を兼ね備えています。
日本の伝統文化を守り続ける城島さんの手仕事は、見る人の心に静かに、そして深く響きます。
ぜひ一度、その圧倒的な存在感を間近で感じてみてください。
店舗情報
- 店舗名:城島旗染工
- 住所:佐賀県小城市牛津町柿樋瀬1101−3

