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「もったいない」を楽しもう!佐賀市エコプラザで広がるリユースの輪
使わなくなったものを、ただ捨てるのではなく、次の誰かへつないでいく——。
環境問題への関心が高まる今、「リユース」という考え方が改めて注目を集めています。
佐賀市には、そんな“もったいない”の心を、楽しみながら実践できるスポットがあります。
今回訪れたのは、リユースを通して循環型社会について学べる「佐賀市エコプラザ」。
SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」にも深く関わる、リユースの現場を取材しました。
約20年で変わった価値観
佐賀市高木瀬町にある「佐賀市エコプラザ」は、清掃工場の敷地内にある環境学習の拠点施設です。
施設内では、毎月第3日曜日の午前10時から午後1時まで、「エコマーケット」が開催されています。
入場無料で楽しめるこのフリーマーケットでは、「リユースを通して“もったいない”を楽しむ」をコンセプトに、アクセサリーや食器、衣類など、さまざまなリユース品が並びます。
スタートからおよそ20年。
担当者は、利用者の意識の変化について、こう話します。
「最初は、“リユース品=誰かが使ったもの”というイメージから、少し抵抗を感じる方も多かったんです。でも最近は、“最後まで大切に使いたい”という意識が広がってきていて、抵抗なく手に取っていただけるようになってきました」
さらに、リユースショップへ持ち込むのとは違う、エコマーケットならではの魅力についても教えてくれました。
「自分が使っていたものを、次に使ってくれる方の顔を見ながら手渡せる。そこに楽しさがあると思います」
実際に出店者へ話を聞いてみると、参加理由として多く聞かれたのが「断捨離」。
不要になったものを手放しながら、それが誰かの暮らしの中で再び活躍していく——。そんな体験そのものが、出店者にとっても大きな喜びになっているようでした。
壊れたおもちゃに、もう一度笑顔を
エコマーケットと同じ日に開催されているのが、「おもちゃ病院」です。
壊れてしまったお気に入りのおもちゃを持ち込むと、「おもちゃドクター」と呼ばれるボランティアの皆さんが修理をしてくれます。
おもちゃドクターの皆さんは、修理の場に子ども自身も立ち会ってもらうことで、「物を最後まで大切にする心を育んでほしい」という思いを持って活動しているそうです。
ただ“直してもらう”だけではなく、その過程を見て、感じること。
その体験こそが、物を大切にする気持ちを育む大切なきっかけになっていました。
エコプラザの体験学習コーナー
佐賀市エコプラザの2階には、「体験学習コーナー」が常設されています。
大きな漫画パネルを通して地球の現状をわかりやすく伝える展示や、地球を守るためのミッション展示など、段階的に学べる構成になっています。
中でも印象的だったのが、生ごみの“水分”に関する展示です。
水分をしっかり絞ったものと、絞っていないものを実際に持ち比べることができ、その重さの違いに驚かされます。
担当者は、こう説明してくれました。
「水分が多いと燃えにくくなるので、その分たくさんのエネルギーを使うんです。だから、生ごみはしっかり水を切って出していただきたいですね」
1階には常設のリユースショップも
エコマーケットやおもちゃ病院はイベント開催日のみですが、エコプラザ1階には常設のリユースショップも併設されています。
店内には、食器や雑貨、子ども用品など、さまざまなアイテムがずらり。
「こんなものまで!」と思うような掘り出し物に出会えるのも、リユースショップならではの魅力です。
宝探しをするような感覚で、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
まとめ
「もったいない」という言葉には、物を大切に思う気持ちと、次の誰かへつないでいく温かさが込められています。
佐賀市エコプラザのエコマーケットやおもちゃ病院は、そんな“もったいない”の心を、楽しみながら実践できる場所です。
子どもたちが買い物を体験し、壊れたおもちゃが再び動き出し、来場者同士が“物”を通してつながっていく——。
そんな小さな循環の積み重ねが、地球環境を守る大きな一歩につながっています。
次の第3日曜日は、家族で“リユースの楽しさ”に触れに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
佐賀市エコプラザ
- 住所:佐賀県佐賀市高木瀬町長瀬2369

