企業情報番組審議会だより
番組審議会だより(2008年5月)
期日
平成20年5月8日
出席委員
大原副委員長 今泉委員 佐藤委員 武富委員 富吉委員 宮崎委員 藤井委員
欠席委員
新井委員長 水上委員 横尾委員
審議番組
- 番組名称 【春高バレー・コーチングキャラバンラストチャンス 武雄青陵高校~汗と涙の176日~】
- 放送日時 2008年2月23日(土)15:00~15:55放送
議事概要
サガテレビでは、このほど第444回番組審議会を開き上記番組の審議を行いました。
(番組内容)
春の高校バレー全国大会出場を目指すチームにかつての名プレーヤーやコーチが半年間(8月~1月)にわたって指導に出向くコーチングキャラバン。今年の対象校は、武雄青陵高女子バレー部。同校は、県立高校の統合に伴い来年度いっぱいで閉校となるため、今のチームが最後の春高出場のチャンスとなる。 同チームは、過去県大会ベスト8が最高で、キャラバンを機に1つでも上を目指す。チームを指導するのは、五輪出場2回、日本代表で主将をつとめた中西千枝子コーチ。中西コーチの熱血指導のもと、はじめは「思い出つくり気分」だった選手たちの表情が次第に引き締まり、自らの未熟さを痛感、ときは涙をこぼすまでに・・・。わずか8人の選手たちが、学校や地域の熱烈な支援を受けながらラストチャンスに挑むドキュメンタリー成長記。
委員の意見概要
- 生徒の心の変化、プレーの勢いがコーチによって変貌を遂げる姿は伝わった
- 学校が無くなる重みを、バレーを通して地域の問題として知らせる部分があれば、深みが出たと思う
- 個々の選手のバックグラウンドがあれば、メリハリがついた
- 一流のものに触れさせる事が、子ども達にとって大事だと感じた
- 廃校という設定だが、その中で必死にやる大切さを伝え、湿っぽくならず良かった
- 選手の中には、不登校や練習を休んでいた子もいた。その子達の裏側では大変なことがあったと思う、それを描いてほしかった
- 子どもの成長と内面の描き方が良かった、ふり幅が大きく起伏のある番組
- ナレーションが多く、映像にかぶる部分がいくつかあった
- コーチ対生徒個人の関係ばかりで、仲間同士の横のつながりや支えあいが見えなかった
- 廃校、8人の部員、登校拒否、怪我など素材に恵まれた この高校を番組に選び、成功だった。
- スポーツドキュメントのコツを押さえた番組 爽やかに1時間が過ぎた
- 全体を通しナレーターに違和感があった。
- タイトルに青陵の名があるのに、バレー部の軸と高校との絡みが薄かった。25年で廃校となる経緯の説明を入れてほしかった
- コーチングキャラバンの活動の説明もどこかにキチンと入れた方がよい
- ナレーションで読む個人名は“あっこ”“ももこ”など、愛称の呼び捨てでなく,“●●さん”とキチンと読むほうがよい。最近の傾向として、アナウンサーの言葉の乱れが目立つので、局の見識として考えて欲しい
- 創立25年で廃校とは大変なこと、失策と言わざるを得ない。何かを訴えた番組だった
という意見がでました。