企業情報番組審議会だより

番組審議会だより(2019年6月)

令和元年6月27日開催

出席委員

稲岡委員長 佐伯副委員長 宮田委員 菅委員 古川由美子委員 吉牟田委員 園田委員 古川久美子委員

審議番組

【第28回FNSドキュメンタリー大賞】木育のススメ~次世代に伝えたいこと~
サガテレビ放送日5月31日(金)9時50分~10時50分

番組概要

中心街から車で約1時間の森林に囲まれた佐賀市富士町に「木育」に取り組む若者がいます。豆田勇介さん、24歳です。「木育」とは木を使ったおもちゃを作り、森や木と人の関りを考え伝えて行こうというものです。豆田さんは建築会社で働きながら、木育を行う熊本の団体に所属し活動しています。その出会いは間伐材を使った、チェーンソーアートがきっかけでした。豆田さんと「木」との間あるかけがえのない家族の存在や「木」への思いを伝えます。

議事概要

事務局長よりあいさつの後、吉村社長より新任の挨拶。その後エスプロジェクト前田部長が今回の審議対象の番組について概要を説明した。番組視聴後、稲岡委員長の議事進行により、参加各委員の意見の陳述、および質問が行われ、質問に対してエスプロジェクト前田部長などからの説明が行われた。 審議後、第二の議題として、6月17日夜、事業企画部から送信されたメールにより、第三者のメールアドレスが見られる状態になった件について宮原常務より報告が行われ、委員より意見を聴取した。終了後、事務局長より配布資料の説明を行い、最後に次回開催日時と審議対象について説明して閉会となった。

委員の意見概要

  • 音楽が気になってて、違和感があった。ものづくり塾の部分はBGMと絵があっていないように思った。
  • 佐賀県が人工林率日本一ということは知らなかったので、そういう情報を知らせてくれるという点ではよかった。
  • なぜ木育という地味なテーマにしたのかと思ったが、見終わった後はとてもためになった。
  • 林業を知らない人にもわかりやすかったと思う。林業の大切さについて視聴者にも伝わったのではないかと思う。しかしタイトルが視聴者を引き付ける力は弱いと思った。
  • 情熱大陸みたいだと思った。特にイントロの部分は葉加瀬太郎さんのバイオリンであったから余計にそう感じた。
  • 人名スーパーのデザインにも木目や木の枝をあしらうなど、テーマに沿った形となるよう工夫されているのがよかった。
  • 家族構成から説明してどうして林業に取り組むのかという部分や、山と災害のことなど丁寧に説明されていてよかった。
  • なにもかもスムーズに話が進むので、変化を感じなかった。むしろ、林業の危機で困っているなどの話が出なかったのでドキュメンタリーらしく感じなかった。
  • 視聴前は子供中心の話であるかと思っていたが、実際には間伐や林業の話であった。大変勉強になった。
  • 仕事柄農業や漁業は取材する機会があるが、林業はなかなかその機会がない。今回初めてGPSを使って伐採地点を確認したり、重機を使った作業などを見たが新鮮だった。
  • タイトルの食いつきは弱いと思う、木育はどうしても食育などのイメージと同じよう思って食指が伸びにくい。
  • チェーンソーアートのすばらしさや豆田さんの良さなどは分かったが、逆に林業の危機ということもひしひしと感じた。制作者が意図的にそうしているのかと思ったぐらい。
  • 内容的に散文調でピークを感じなかった。林業とチェーンソーアートが軸になっていたが、取材したものを全部出すと逆にまとまりがなくなるのではないかと思った。
  • チェーンソーは危険であることをもう少し強調したほうがよかったのではないか。
  • 大雨に伴う土砂崩れなどの映像が出て、間伐の話などが同時に出ていたが、因果関係がないところで視聴者を勘違いさせてしまうのではないかと思った。