企業情報番組審議会だより

番組審議会だより(2021年1月)

令和3年1月28日開催

出席委員

中村副委員長 竹井委員 桑原委員 吉牟田委員 古川久美子委員 小柳委員 山口委員

審議番組

寛平ちゃんのバルーンが飛ぶ~の!
~大空の感動ストーリー~

2020年11月28日(土)15:00~15:55

番組概要

 佐賀の秋の風物詩「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年は開催を断念することになりました・・しかし、「こんな時だからこそバルーンで希望を贈りたい」と立ち上がったバルーンニストによる3つのエピソードを紹介する特別番組です。

 ①【寛平ちゃんの忘れた財布をバルーンで届けろ!超スゴ技チャレンジ】
 「やだ~!寛平ちゃんが財布を忘れちゃった~!」ということで、バルーンで財布を届けちゃいます。挑戦するのは、2017年日本チャンピオンに輝いた上田諭(うえだ・さとし)選手。バルーンは上下にしか操縦できない乗り物です。水平方向は、風に乗ることでしか移動ができません。複雑な佐賀平野の風を読み、無事に寛平ちゃんの元へ財布は届くのでしょうか!?前代未聞のこのミッション!トップバルーンニストの超スゴ技をお見逃しなく!
 ②【医療従事者へ贈る感謝のフライト】
 新型コロナウイルスの最前線で必死に闘う医療従事者へ感謝を込めたフライトに挑戦。普段は障害物から避けるように飛ぶバルーンが、病院のヘリポートを目指して飛びます。挑戦するのは、2014年
世界チャンピオンに輝いた藤田雄大(ふじた・ゆうだい)選手。ヘリポートに近づくバルーンを佐賀平野の複雑な風が阻止します。それでも必死に近づこうとする藤田選手。そこにはある理由がありました。
 ③【依頼者の願いを叶えます!!天国の母へサプライズバルーンフェスタ】
 毎年の恒例行事だったり、かけがえのない思い出だったりバルーンへの想いは人それぞれです。その想いの1つが番組に届きました。「母はバルーンが大好きで毎年楽しみにしていました。そんな母が今年4月に急逝。今年のバルーンフェスタも中止に。来年は空から見ているのかな?」この想いを佐賀に住むバルーンニストの元へ届けると、想いは形を変えて、今年、何もないはずのバルーンフェスタの会場、河川敷の景色が・・・。

 通常、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ大会期間中は使用できないドローンによる撮影や、バルーンに設置した360度カメラによる全方向撮影など普段見ることができない景色満載です!バルーンの魅力たっぷりの1時間ぜひお楽しみください!

議事概要

 事務局長よりあいさつの後、番組プロデューサーである編成制作部末次氏、ディレクターを務めたエスプロジェクト吉永氏より番組概要が説明された。その後、番組を視聴し、中村副委員長の議事進行により、参加各委員の意見の陳述、および質問が行われ、質問に対して番組プロデューサー等からの説明が行われた。審議終了後、事務局長より配布資料の説明を行った。最後に次回開催日時と審議対象について説明して閉会となった。

委員の意見概要

●非常に面白く、感動的で、もう一回見たいと素直に思えたすばらしい番組だった。

●大会がなくともバルーンが飛んでいるだけで嬉しかったり、ワクワクしたり、そういった気持ちが伝わる内容だった。

●映像もきれいで、BGMやナレーションなどにも拘っているのがよかった。

●それぞれのチャレンジが失敗ではあったものの、それはそれでリアルでよかったし、バルーンニストの心意気も十分伝わった。

●もう少し子供を話題の対象にしてもよかったのでは。

●コロナ禍でのホテル業や飲食業の人々に対しても元気を与えられるような企画があってもよかった。

●今回取り上げられた人々以外にも毎年バルーンを楽しみにしている人は大勢いるし、なぜこの人?という疑問があったり、番組のためのバルーン企画、エピソードと思えてならない。もっとしっかりしたストーリー性や必然性が欲しかった。

●失敗してもチャレンジしようとするバルーンニストの姿に、自身もコロナ禍でがんばろうという気持ちになれた。

●楽しく拝見させていただいたが、賛否分かれる番組だろうなというのが率直な感想だった。

●失敗をみせることと、成功するまでをチャレンジしてもらうこと、どちらがよかったのか?

そういった番組を通じた表現として、どこまでつくり込むのかを考えさせられた。

●バラエティに寄せたのか、感動に寄せたのか、うまくバランスをとりたい気持ちはわかるが、どちらかに振り切った方がよかったような気がした。

●寛平さんにもっと頼って、出演された方々の想いを引き出してもらうなどそういうドラマが見たかった。

●マイナーな競技であるものの、競技としてのバルーンの難しさを風の表現などを用いてうまく説明されていてわかりやすかった。