企業情報番組審議会だより

番組審議会だより(2023年11月)

令和5年11月30日開催

出席委員

吉住委員長 中村副委員長 川合委員 桑原委員 吉牟田委員 古川委員 山口委員

審議番組

ドキュメント九州「鬼のカタチ~伝統を繋ぐ 木彫刻師~」

放送日 2023年11月5日(日)13時00分~13時30分

番組概要

鬼の面をつけ、勇壮に舞う面浮立。佐賀県を代表する民俗芸能のひとつです。鬼の面を代々作る杉彫5代目小森恵司さん。いろいろな鬼のカタチがある中、人々を守ってくれる「面浮立の鬼」を作るために、代々、技術が伝えられてきたといいます。
今、面浮立の面を作る職人は佐賀県で3人のみ。小森さん以外は70歳を超えています。鹿島市の26地区で行われてきた面浮立も、今では半数の13地区に減っているのが現状です。 薄れつつある伝統に大きな影響を与えたのがコロナ。空白の3年間は、ぎりぎり繋ぎとめてきた伝統の継承をさらに困難にしてしまう期間になってしまいました。
このままでは地区の伝統が消えてしまう。行成地区の人々は、新たな面を作り、4年ぶりに面浮立を奉納することを決めました。 面づくりに懸命に励む小森さんと面浮立の練習を再開した行成地域の人々の姿を追いました。 

議事概要

事務局長よりあいさつの後、番組プロデューサーのエスプロジェクト徳渕氏より、挨拶ならびに番組概要が説明された。その後、番組を視聴し、吉住委員長の議事進行により、参加各委員の意見の陳述、および質問が行われ、質問に対して担当者から説明が行われた。審議終了後、事務局より配布資料の説明を行い、最後に次回開催日時と審議対象について説明して閉会となった。

委員の意見概要

●素晴らしい内容で見入った、あっという間の時間だった。
●小森さんのたたずまい、表情、オーラ、雰囲気があり見入った。
●特に感銘を受けたのは、この人たちじゃないと出ない言葉、表情が沢山出ていて、種をまかないと芽が出ないという校長の言葉、区長さんの辞めるのは簡単だという言葉、伝統だけで飯をくうのは中々難しいという継ぐことへの葛藤の気持ちも出ていて、伝統を繋ぐ意味の重さを痛感した。ピックアップする言葉を凄く大事にして制作していると感じた。
●事業継承で悩んでいる方々にとっても共感を呼ぶ番組だったと感じた。
●感動したが、希望としては伝統で飯を食うリアルさ、ではどうすれば良いのかなどの提言的なものが伝わるファクトがあると色々な形で伝わっていく内容だったと思う。
●伝統を継ぐということで、冒頭ブランコに乗った子供たちの笑顔が印象的で良い映像を使うなと思った。
●コロナ禍で地域の祭りなどがない中、復活させることで交流がいかに大事かを感じさせる番組の終わり方だったように感じた。
●災害の時は周りが助け合うこういう地区が残ると思うので、災害に向けてもこういう交流を復活して欲しいと感じる番組だった。
●面は一度作ると何年も大事に使うので、伝統の面で食べていくのは非常に難しいと感じた。
●テーマも面白く目のつけどころが良いが、少しふわっとしていた。問題点として地域が祭りを継承できない、伝統工芸で食べていくのが難しいといった暗の部分と、小森さんが皆さんの役に立てて嬉しいとか、祭りがようやく出来たといった明の部分、明暗のメリハリに欠けるのかなと。祭り、面を作る工程を並行しながら構成されているので、暗の部分をもっと表現できたらもっとメリハリが出ると感じた。
●まめに取材や打ち合わせをした努力があってこそ、面を発注する良いシーンが撮影できたんだと感じた。
●子供たちに面浮立を教える事が代々繋がっていくので、それは非常に大事だと感じた。
●月、年間に何個作るのか、面の金額や、高額なものの理由や違いなど知りたかった。
●木彫刻師が県内に3人いて、あとの2人はどこでどう活動されているのか気になった。
●伝統芸能として今後も残して欲しいと感じた。
●コミュニティの問題で継承が取り上げるものが多い中で、パーツ部品に焦点を当てたところに面白みを感じた。
●小森さんにとって、この作品は何作目で技術レベルはどうなのか?作家としての成長プロセスを知りたかった。
●現代において伝統を繋いでいくため、作家がどう生計を立てているのかも描く事が、このテーマには大事だと感じた。
●他にもどういう所から注文があるのか具体的にあると良かった。
●伝統を繋ぐのは本当に大事だが食べていけないとまわらない。生きていく仕組み作りが大事だと感じた。