企業情報番組審議会だより

番組審議会だより(2025年7月)

令和7年7月31日開催

出席委員

吉住委員長 中村副委員長 桑原委員 田原委員 山口委員 阪口委員

審議番組

第26回FNSソフト工場 サガテレビ制作『Z世代の「パ」』
(放送日…7月18日(金)19:00~19:55)

番組概要

「Z世代」とは主に1990年代後半から2012年頃に生まれた世代のことを指します。(※2025年時点で10代半ば~20代後半)そんなZ世代の若者に対して大人たちは「Z世代の考えることが理解できない…」と一方的な決めつけで解釈しているのではないでしょうか。社会から一方的にZ世代と名付けられて現代を生きる若者たちは何を思うのか。Z世代はコスパ(費用対効果)やタイパ(時間対効果)など「効率(パフォーマンス)」を重視した価値観を持っています。この番組は「効率」というキーワードをきっかけにZ世代の考えを紐解くバラエティ番組です。Z世代にとことん話を聞き、その生態を深堀し、今まで間違ったイメージを持たれていたリアルなZ世代の姿を見ます!

議事概要

事務局長よりあいさつの後、番組担当者より、挨拶ならびに番組概要が説明された。その後、番組を視聴し、吉住委員長の議事進行により、参加各委員の意見の陳述、および質問が行われ、質問に対して担当者から説明が行われた。審議終了後、事務局より配布資料の説明を行い、最後に次回開催日時と審議対象について説明して閉会となった。

委員の意見概要

●笑いながら楽しく見ることができた。
●Z世代という勝手な括りをしているだけで、十人十色、200色という言葉で腑に落ちた。
●以前からZ世代とは何だろうと思っていたが、それを番組として形にした事がよかった。
●興味を惹くタイトルがよかった。
●コスト、時間、スペース、色々な意味で経営にも直結するような事を考えて行動しているZ世代から学ぶことが沢山あった。
●大人が先入観で若者を括るのではなく、きちんと考えや意見を聞くことが必要だとあらためて感じた。
●世代の括りによる偏見に対する反論という制作意図が色濃く出ている番組で、世代論をメディア側から壊そうという画期的な内容で面白かった。
●Z世代を理解できないという偏見で見ているからだとは思うが、途中でチャンネルを変えてしまった。
●Z世代に偏見を持っている世代(コアな視聴者)がどこまで気持ちが乗れるのか、そこに対する工夫が必要だったと思う。
●逆算して人選したのではと思えるほどZ世代のキャスティングがよかった。ただ意地悪な言い方になってしまうが、この人選次第で番組はどうにでもなる気がした。
●芸人さんの力、Z世代のキャラも素晴らしかったが、世の中の若者はちょっと変な人たちと思っている人が見続けるための何か仕掛けが必要だったと思う。
●Z世代出演者を選出するためのオーディションの様子を見せるなどして、ノンフィクション感をメッセージとして出せればよかったのかも。
●締めが予定調和で、腑に落ちなかった。
●もう少し客観的な視点があり、世代の特徴で括れる部分と括れない部分をきちんと表現できればよかった。
●世代間がわかる全体的な調査や、Z世代とはどういう人たちの事をいうのかという客観的な意見があって、その子たちの実態を見ていこうという流れになった方が、個々を見なきゃいけないよねと気付かせてもらえるような気がした。
●タイトルがキャッチーだったが、そのタイトルにする以上「Z世代のパ」とは何なのか答えを導いて欲しかった。
●Z世代が重視する「パ」の先に何があるのか、明確に見えたらよかった。
●スタジオトークと密着だけではなく、もう少し工夫や変化が欲しかった。
●今の人はインターネットで皆つながっていて、美しく見せたい、清潔に見せたい、よく見せたい、嫌われたくないという空気感が本質的にある気がした。
●Z世代の6人が出来すぎていたので、事前にZ世代から集めたアンケート結果など数字が出ると話がグッと深まり説得力が増すと感じた。
●カラオケのシーンやマッチングアプリに関するトークのシーンなどで、「彼氏」「彼女」といった異性が前提になっている会話が気になった。