Newsウォッチ

年賀状の雑学

担当記者:鶴丸 英樹
2017/12/13
放送分

12月も中旬。そろそろ年賀状の準備をされているころではないでしょうか。
そこできょうは、年賀状について、知っていると少し自慢できるようなことを紹介していきます。

年賀状の歴史

東京にある郵政博物館によりますと、日本における年賀状の起源は明確ではないものの、平安時代後期には年始のあいさつを手紙によって交わしていたことが当時の手紙文例集によってわかっているそうです。
明治4年(1871年)に近代郵便が創業。明治6年に郵便はがきが登場すると、年賀状はより身近に、デザインも豊富になっていきました。

明治初期の年賀状は、薄い紙を2つ折りにするものでした。
また、このころの年賀状は、元日や、書初めをする1月2日に書くのが一般的で、今のように元日に届くように年内に書くことはあまりなかったようです。

では、今のようなお年玉付き年賀はがきが発売されたのはいつごろだと思いますか?

中島つぐまさ

時代的に、余裕がでてきてからじゃないですかね

正解は戦後、昭和24年の12月です。
昭和24年・1949年の12月1日に、発売された昭和25年用のお年玉付き年賀はがきです。
通常のものが200銭・2円。 寄付金つきのものが300銭・3円でした。

世界に類を見ないくじ付きの年賀はがきを考案したのは当時、京都在住だった林正治(はやしまさじ)さんという自営業の方です。
なぜ、林さんがこのお年玉付き年賀はがきを思いついたかと言いますと…

「終戦後の混乱で連絡が途絶えた人の消息が分かれば」との思いがきっかけ。
「はがきにお年玉をつけ、さらに寄付金を加えれば夢があり、社会福祉のためになる」こういう思いで郵政省などに働きかけ、実現したということです。

最初のお年玉付き年賀はがきの特等 一番いい賞品は何だったと思いますか?

中島つぐまさ

米など食料じゃないかな?

正解は「ミシン」です。当時は非常に高価で、一般の方にとっては高嶺の花の品物だったようです。
過去の主な特等・1等の賞品を見てみますと…

過去の特等・1等賞品

・1950年代 ミシン、たんす
・1960年代 8ミリ撮影機、ポータブルテレビ
・1970年代 折りたたみ自転車、ラジカセ
・1980年代 電子レンジ、海外旅行
・1990年代 AVテレビ、カメラ一体型ビデオ
・2000年代 マッサージ椅子、ノートパソコン

こうしてみると、当時の生活の中で、まったく手が届かないではないが、自分で買うとなると思い切りが必要なものが並んでいるのかなと感じます。

では2018年の1等は何かご存知ですか?

花田アナ

美顔器?

セレクトギフト(12万円相当の賞品や旅行から選択)、または現金10万円
時代とともに変わってきた賞品がついに現金になったということは今という時代を象徴しているのかもしれません。

さて、今回の年賀状、注意点があります。

以前、Newsウォッチで紹介しましたように今年の6月1日から、官製はがきの料金が62円に値上がりしていて、年賀状に限って52円に据え置かれています。ただし条件があって、12月15日から翌年の1月7日までに差し出されたもの
そして日本郵便が発行する年賀はがきか通常はがきの表面に「年賀」の文字を朱記・つまり赤で書いたものに限ります。

投函期間を間違えますと、本人に戻ってきたり、相手が10円負担したりすることになりますので、52円の年賀はがきは12月15日から1月7日の間で投函するようご注意ください。

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