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茶摘み体験など!"お茶を知る"施設 嬉野市「うれしの茶交流館 チャオシル」
嬉野市嬉野町にある「うれしの茶交流館 チャオシル」
春の訪れとともに、新茶の季節がやってきました。佐賀県嬉野市で育つ「うれしの茶」は、その独特の風味と品質で知られる名産品です。今回は、嬉野茶の魅力を存分に味わえる「うれしの茶交流館 チャオシル」をご紹介します。ここでは、茶摘み体験から本格的な茶の淹れ方まで、茶文化を丸ごと体験できます。
茶摘み体験で春の風情を満喫
チャオシルでは、春限定の茶摘み体験を楽しむことができます。広々とした茶畑で、新鮮な茶葉を自分の手で摘む体験は格別です。リポーターが体験した「一芯二葉」という摘み方は、芯と2枚の葉を摘むという伝統的な手法です。
体験時間は約30分で、料金は1人1,000円。予約が必要なので、事前に電話での問い合わせをおすすめします。
うれしの茶の特徴
うれしの茶の味わいを左右する要因の一つが、この地域特有の環境です。嬉野の山間部で発生する朝霧や昼夜の気温差が、お茶の葉をイキイキと育てます。この自然の恵みが、うれしの茶の独特な風味を生み出しているのです。
本格的な茶の淹れ方を学ぶ
チャオシルでは、おいしいお茶の淹れ方を学ぶこともできます。スタッフの方から丁寧な指導を受けながら、以下の手順で本格的な茶の淹れ方を体験できます。
- 湯のみにお湯を注ぐ
- 急須に茶葉を入れる
- 急須に冷ましたお湯を注ぎ、1~1分半待つ
- 湯のみに注ぐ
ポイントは、待っている間は急須を揺らさず、そっとしておくことです。これにより、雑味(苦みや渋み)を抑えることができます。
2種類の「うれしの茶」を味わう
うれしの茶には、主に2種類あります。「蒸し製玉緑茶」と「釜炒り茶」です。
- 蒸し製玉緑茶:さわやかな香りとコクのある味わいが特徴
- 釜炒り茶:香ばしい香りとさっぱりとしたのど越しが特徴
それぞれのお茶に適した温度があり、蒸し製玉緑茶は70~75度、釜炒り茶は80度程度のお湯で淹れるのがおすすめです。
チャオシルでは、これら2種類のお茶を実際に飲み比べることができます。それぞれの特徴ある味わいを楽しんでみてください。
「うれしの茶交流館 チャオシル」は、単にお茶を飲むだけでなく、茶摘みから淹れ方まで、お茶にまつわる文化を体験できる素晴らしい場所です。春の嬉野を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- 店名:うれしの茶交流館 チャオシル
- 住所:佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内乙2707-1
- 営業時間:9:00~17:00(第2・4月曜日は15:00まで)
- 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
- TEL:0954-43-1991