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エースは7回連続県大会を制覇!伊万里市「山代ジュニア卓球クラブ」の強さの秘訣に密着!
佐賀県伊賀市にある山代コミュニティセンターを拠点に活動する「山代ジュニア卓球クラブ」。この小さなクラブから、佐賀県を代表する卓球選手が次々と誕生しています。
7回連続県チャンピオンの快挙
クラブのエースでキャプテンでもある福田陽菜さん(小学6年生)は、なんと7回連続で佐賀県大会を制覇。その強さの秘訣は何なのでしょうか。
監督を務める福田美香さんは、「攻撃力が佐賀県でトップクラス」と評価します。「緩いボールはもちろん、相手が強く打ったボールもしっかりと打ち返せる攻撃力を持っています」と、陽菜さんの特徴を語ります。
陽菜さん本人は、得意技について「下回転バックドライブ」と話します。バックハンドで相手のボールを打ち返す際に、下回転をかけて攻撃する技術は、トップレベルの選手ならではの技と言えるでしょう。
親子二人三脚の厳しい練習
興味深いのは、監督と陽菜さんが親子関係にあること。陽菜さんは「誰よりも求められることが多いと感じる」と語り、監督である母親からの期待の大きさをうかがわせます。
福田監督は「成績だけは出しなさい」と厳しい言葉を投げかけているそうです。しかし、陽菜さんは「普段はとても優しい」と母親の顔を見せる監督の一面も明かしています。
全国大会へ4人が出場
全国大会の県予選では、山代ジュニア卓球クラブから4人もの選手が優勝を果たしました。
小学1年生の山口桐真君と小宮れなさんは、小学2年生以下の部門で優勝。小学4年生の小宮蒼依さんは小学3、4年生の部門で優勝しました。さらに、小学3年生の山口笑愛さんも7位入賞を果たし、九州大会への出場権を獲得しています。
厳しい練習が生む驚異の実力
クラブの練習は非常に厳しいものです。福田監督は「中陣ドライブ」という練習法を重視しています。これは卓球台から少し離れた位置から強いボールを打ち込む練習で、「1日2分20セット」も行うそうです。
リポーターが実際に陽菜さんとラリーを行った際には、「スピードだけでなく、このパワーはすごい。ラケットが押される感じもありました」と、その実力の高さに驚きの声を上げていました。
未来への大きな夢
ひなキャプテンの今後の目標を聞くと、「ナショナルチームに入りたいです」と力強く答えました。日本代表を目指す高い志に、クラブの仲間たちも大きな刺激を受けているようです。
山代ジュニア卓球クラブの挑戦は、まだ始まったばかり。佐賀県から世界へ羽ばたく卓球選手の誕生を、今後も期待したいと思います。