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「介護福祉士国家試験」に3年連続で全員合格!嬉野高校 総合学科社会福祉系列の青春に密着!
社会福祉系列とは
総合学科社会福祉系列の園部先生にお話を伺いました。
「社会福祉に関する知識・技術を身に着ける学科です。知識や法律などを身に着けて人の人生を豊かにできる人材を育てています」
福祉系列を学べる県立高校は少なく、高い技術で学べる環境が整っています。実際に教室を訪れると、ベッドと車いすを使った実習が行われており、実践的な学習に力を入れていることが分かります。
驚異の合格率100%!3年連続全員合格の実績
全国優勝4回!介護技術の頂点を目指す
制限時間7分!白熱の県大会に挑戦
今年の県大会では、画像のように細かい設定のある課題に対して、制限時間7分以内でどのように支援していくのかを競います。一人ひとりの生活環境に合わせた介護が必要で、非常に高いレベルでの実習を行っていることが分かります。
全国制覇への熱い想い
6月の県大会に出場する2人にインタビューをしました。
三根さん「絶対に優勝して全国大会に出場したいので、みんなで練習をがんばっています」
宮園さん「大会では、介護技術も大事ですが、相手の気持ちを一生懸命に考えることも重要になってきます」
自分の技術をアピールしながら、相手に思いやりを持って優しくすることは想像以上に容易ではありません。
三根さん「県大会で1位になり、全国大会に出場します」
宮園さん「全国大会で優勝し、国家試験も合格します」
生徒たちの目標は明確で、その実現に向けた強い意志を感じることができます。
心に寄り添う技術!プロの介護を間近で体験
実際に介護の実演を見せていただきました。最初は優しい声掛けから始まり、動作を行う前に優しく説明し、利用者のやる気を引き出し、「自分でやってみよう」と思ってもらえるような表情や、声の調子、ジェスチャーなどを交えて声掛けをしています。
次に青色のスライディングボードを使い、ベッドから車いすに移るときに抱えずに移動できるような道具を使用します。現在は介護者にも利用者にも負担をかけずに、安全で快適な介助を行うために抱え上げない介護が重要となっているそうです。
利用者役の出演者は「全く力を使わずに、気づいたら車いすの上にいるという、非常に自然な流れでした」と語っていました。最初の声掛けから優しく、さらに目線も同じ高さで話すように工夫されていたため、安心感を持って心の落ち着きを持てました。
嬉野高校とは?多彩な才能が輝く!25の部活動で活躍
生徒会長の中村さんに嬉野高校の魅力や特徴を教えていただきました。
「嬉野高校はものづくり教育と、人づくり教育に力を入れています。嬉野校舎と塩田校舎の2つがあり、社会福祉系列・商業系列・機械科・電気科・建築科などを学ぶことができます」
また、生徒からは「人と関わる仕事がしたくて社会福祉系列に進みました。祖母が介護をしている姿を見てこの道に進みました」という、将来への強い意志を感じる言葉も聞くことができました。