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金賞受賞!小城蒸留所のクラフトジン「OGIGIN想」地元素材で仕上げた香る逸品
築100年以上の酒蔵をリノベーションして誕生した「小城蒸留所」では、佐賀の素材と想いを詰め込んだジン「OGIGIN想」が誕生し、なんと全国規模のコンペティションで金賞を受賞!香り豊かで奥深い味わいに、地元ファンはもちろん、お酒好きから注目が集まっています。
今回は、その製造の裏側や魅力をたっぷりと取材してきました!
歴史ある酒蔵が蒸留所に!小城蒸留所とは?
小城市小城町にある「小城蒸留所」は、築100年以上の酒蔵をリノベーションして生まれた蒸留酒の製造施設。
中に足を踏み入れると、古き良き和の趣とスタイリッシュなモダンデザインが融合した、まさに"大人の隠れ家"のような空間が広がっています。
ここでは地元の人々や観光客がテイスティング(試飲)を楽しめるだけでなく、地域イベントなどの交流の場としても活用されています。
金賞受賞!クラフトジン「OGIGIN想」
この蒸留所で製造されているのが、クラフトジン「OGIGIN想(おぎじん・そう)」。
2025年5月、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025」の洋酒部門で金賞を受賞。全国から集まった639点の出品の中から選ばれた逸品です。
- 商品名:OGIGIN想 オリジナル(700ml)
- 価格:2,800円
- 商品名:OGIGIN想 プレミアムブレンド(700ml)
- 価格:4,800円
その名の通り、「小城(OGI)」と「想い(想)」を掛け合わせたブランド名には、地元への誇りと酒造りへの情熱が込められています。
ジンってどんなお酒?蒸留のしくみを解説
「そもそもジンってどんなお酒?」という方も多いはず。
ジンとは、ジュニパーベリー(西洋ネズの実)で香りづけされた蒸留酒のこと。製造は以下のような工程で行われます。
- アルコール原料をタンクに入れて高温で加熱
- 蒸気に変化したものを冷却し、液体に戻す=蒸留酒
- ジュニパーベリーを加えることで香りをつけて「ジン」に
ジュニパーベリーは日本国内ではほとんど栽培されておらず、ほとんどがヨーロッパなどからの輸入品です。
小城ならではの素材で香りづけ!
小城蒸留所のジンの最大の特徴は、その香りのベースに佐賀の特産品を使用していること。
- 小城名物の「羊羹」
- 有明海の「海苔」
- 小豆の殻
- 天山山系の水
- ハーブやスパイス など
羊羹や海苔は、完成したジンからは直接香らないものの、ハーブやスパイスの風味を引き立てる"調和役"として重要な役割を担っています。
まさに「小城の風土と技術の融合」と言える一本に仕上がっています。
香り広がる!テイスティング体験
今回はテイスティングも体験させていただきました!
ソーダ割りで提供された「OGIGIN想」は、グラスに注がれるその瞬間から、清涼感ある香りがふわりと漂います。
口に含むと、ジン特有の香りと、ハーブ・スパイスが折り重なるように複雑で上品な風味が広がります。
「香りを楽しむお酒」としての魅力が際立ち、大人の嗜みにぴったりの一杯です。
バニラアイスにひとかけ!おすすめの楽しみ方
OGIGIN想は、どんな料理とも相性が良いそうですが、特におすすめなのが甘いものとの組み合わせ。
スタッフイチオシの食べ方は、なんと「バニラアイスにOGIGIN想をひとかけ」!
試食させていただいたところ、ジンのスパイス感がバニラの甘さをより引き立て、ちょっと大人なデザートに。
お酒好きな方への贈り物にもぴったりな楽しみ方です。
小城の新しい"名物"として
蒸留技術、香り、味、空間演出、すべてにおいてこだわりが詰まった「小城蒸留所」と「OGIGIN想」。
地域の魅力を再発見できる一杯は、まさに小城の新しい名物になりつつあります。
地元の方はもちろん、観光で訪れた方にも一度体験してほしい、そんな"香るクラフト"の世界です。
施設情報
- 施設名:小城蒸留所
- 住所:佐賀県小城市小城町903
- 営業時間:11:00~17:00