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2025.07.12

金賞受賞!小城蒸留所のクラフトジン「OGIGIN想」地元素材で仕上げた香る逸品

築100年以上の酒蔵をリノベーションして誕生した「小城蒸留所」では、佐賀の素材と想いを詰め込んだジン「OGIGIN想」が誕生し、なんと全国規模のコンペティションで金賞を受賞!香り豊かで奥深い味わいに、地元ファンはもちろん、お酒好きから注目が集まっています。

今回は、その製造の裏側や魅力をたっぷりと取材してきました!

歴史ある酒蔵が蒸留所に!小城蒸留所とは?

小城市小城町にある「小城蒸留所」は、築100年以上の酒蔵をリノベーションして生まれた蒸留酒の製造施設。

中に足を踏み入れると、古き良き和の趣とスタイリッシュなモダンデザインが融合した、まさに"大人の隠れ家"のような空間が広がっています。

ここでは地元の人々や観光客がテイスティング(試飲)を楽しめるだけでなく、地域イベントなどの交流の場としても活用されています。

金賞受賞!クラフトジン「OGIGIN想」

この蒸留所で製造されているのが、クラフトジン「OGIGIN想(おぎじん・そう)」

2025年5月、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025」の洋酒部門で金賞を受賞。全国から集まった639点の出品の中から選ばれた逸品です。

  • 商品名:OGIGIN想 オリジナル(700ml)
  • 価格:2,800円
  • 商品名:OGIGIN想 プレミアムブレンド(700ml)
  • 価格:4,800円

その名の通り、「小城(OGI)」と「想い(想)」を掛け合わせたブランド名には、地元への誇りと酒造りへの情熱が込められています。

ジンってどんなお酒?蒸留のしくみを解説

「そもそもジンってどんなお酒?」という方も多いはず。

ジンとは、ジュニパーベリー(西洋ネズの実)で香りづけされた蒸留酒のこと。製造は以下のような工程で行われます。

  1. アルコール原料をタンクに入れて高温で加熱
  2. 蒸気に変化したものを冷却し、液体に戻す=蒸留酒
  3. ジュニパーベリーを加えることで香りをつけて「ジン」に

ジュニパーベリーは日本国内ではほとんど栽培されておらず、ほとんどがヨーロッパなどからの輸入品です。

小城ならではの素材で香りづけ!

小城蒸留所のジンの最大の特徴は、その香りのベースに佐賀の特産品を使用していること。

  • 小城名物の「羊羹」
  • 有明海の「海苔」
  • 小豆の殻
  • 天山山系の水
  • ハーブやスパイス など

羊羹や海苔は、完成したジンからは直接香らないものの、ハーブやスパイスの風味を引き立てる"調和役"として重要な役割を担っています。

まさに「小城の風土と技術の融合」と言える一本に仕上がっています。

香り広がる!テイスティング体験

今回はテイスティングも体験させていただきました!

ソーダ割りで提供された「OGIGIN想」は、グラスに注がれるその瞬間から、清涼感ある香りがふわりと漂います。

口に含むと、ジン特有の香りと、ハーブ・スパイスが折り重なるように複雑で上品な風味が広がります。

「香りを楽しむお酒」としての魅力が際立ち、大人の嗜みにぴったりの一杯です。

バニラアイスにひとかけ!おすすめの楽しみ方

OGIGIN想は、どんな料理とも相性が良いそうですが、特におすすめなのが甘いものとの組み合わせ。

スタッフイチオシの食べ方は、なんと「バニラアイスにOGIGIN想をひとかけ」!

試食させていただいたところ、ジンのスパイス感がバニラの甘さをより引き立て、ちょっと大人なデザートに。

お酒好きな方への贈り物にもぴったりな楽しみ方です。

小城の新しい"名物"として

蒸留技術、香り、味、空間演出、すべてにおいてこだわりが詰まった「小城蒸留所」と「OGIGIN想」。

地域の魅力を再発見できる一杯は、まさに小城の新しい名物になりつつあります。

地元の方はもちろん、観光で訪れた方にも一度体験してほしい、そんな"香るクラフト"の世界です。

施設情報
  • 施設名:小城蒸留所
  • 住所:佐賀県小城市小城町903
  • 営業時間:11:00~17:00
【2025年7月8日放送 かちかちLIVE こちら かちかち生産課 より】

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