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2025.07.11

圧倒的な実力と団結力で全国を目指す 佐賀女子高校バドミントン部

2024年度の県高校総体では、団体・シングルス・ダブルスすべてで優勝。現在6連覇中という偉業を達成しているほか、過去にはなんと49連覇という驚異的な記録を打ち立てたことも。そんな"絶対王者"ともいえるチームの強さの裏側を取材しました。

強豪の証・49連覇の伝説と現在の6連覇

佐賀女子高校バドミントン部のこれまでの戦績は、まさに圧巻。現在の6連覇はもちろんのこと、過去には49年連続の優勝という前人未到の記録も。体育館には「佐女魂 心ひとつ」と書かれた横断幕が掲げられ、19人の部員たちが一球一球に魂を込めて練習に励んでいます。

圧倒的強さの理由①:練習量と目的意識

部長の髙田亜美さんは、チームの強さについてこう語ります。

「学校生活上許される最大限の時間を使って、バドミントンに関わっています。練習量と、選手一人ひとりの目的意識の高さが強みです」

仲間とともに切磋琢磨する日々が、技術や体力面だけでなく、チームとしての絆や相乗効果を生み出しているのです。

圧倒的強さの理由②:スピードを極めた実践的練習

髙田部長は、バドミントンの魅力を「スピード」と表現。その言葉どおり、練習メニューにも"速さ"を意識した内容が詰まっています。

飛びつきノック

ジャンプしながらシャトルを打ち込む「飛びつきノック」では、移動・飛ぶ・打つ・ターンという複雑な動作を短時間でこなします。相手の球を瞬時に判断し、狙った場所に打ち返す判断力と技術が求められる、非常に実践的なトレーニングです。

シャトル倒し

もう一つの特徴的な練習が「シャトル倒し」。3人1組で左右に並べられたシャトルを30秒間で何本倒せるか挑戦するメニューで、目標は26本。下半身の強化や機敏な動きを身につけるのに効果的なメニューです。

圧倒的強さの理由③:全国レベルの個が光る

チームには全国レベルで活躍する選手も在籍。U-19日本代表に選ばれた永渕友梨華さんは、「地元で結果を残したい」と佐賀に残ってプレーを続けています。

そのスマッシュのスピードは約200km/h。リポーターが体験した際も、「見えなかった」「これで8割の力?」と驚きの声を上げるほどの威力を誇ります

また、県外からの入部者も多く、長野県出身の選手は「ジュニア時代の監督の勧めで佐賀女子に。練習を見て、この学校にしようと決めました」と語ってくれました。「明るくて活気のあるチーム」で、遠方からでもなじみやすい環境もチームの魅力の一つです。

目指すはインターハイの頂点

髙田部長は今後の目標について、こう語ります。

「インターハイで"日本一"を目指します。簡単ではないけれど、チャレンジ精神を持ち、結果にこだわって前に進みたいです」

チーム全員が「佐女魂」を胸に、全国の舞台での勝利を本気で目指しています。

学校全体の魅力も満載!佐賀女子高校

佐賀女子高校は、県内唯一の女子高であり、学科・コースの豊富さは県内随一。特に美容科のトータルビューティコースが開催する「beauty show」は、毎年学校全体が盛り上がる人気イベントです。
運動部・文化部を合わせて26の部活動があり、バドミントン部以外にもハンドボール部などが活発に活動中。8月の体験入学では各コースを体験できる機会も設けられており、多彩な選択肢が魅力です。

まとめ

佐賀女子高校バドミントン部は、圧倒的な実績、鍛え抜かれた練習、そして全国レベルの選手たちの存在により、まさに県内外から注目される存在です。その強さの背景には、「目的意識」と「佐女魂」を大切にした日々の努力があります。

インターハイの頂点を見据え、佐賀から全国へ。その挑戦の姿は、バドミントンを志すすべての人に勇気を与えてくれるに違いありません。

【2025年7月8日放送 かちかちLIVE 青春!アクティ部より】

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