1. TOP
  2. 記事一覧
  3. スポット
  4. 旬の恵みと昔ながらの味に出会う 神埼市脊振町「背脊振渓谷の駅 かじか」

スポット

spot

2025.07.19

旬の恵みと昔ながらの味に出会う 神埼市脊振町「背脊振渓谷の駅 かじか」

神埼市脊振町の山間部にある「脊振渓谷の駅 かじか」。開業は1986年。当時は“道の駅”という言葉がまだ全国的に広まっていなかった時代ですが、地域の人々と共に歩んできた小さな直売所として、いまも地元に愛され続けています。

当時の住所表記は「脊振村」。村の名残を残しながら、今もその役割を果たしている場所です。

近くにスーパーなどが少ないことから、「かじか」は地域の人にとっての生活の一部。旬の野菜や果物、地元で作られた惣菜や加工品などを豊富に取りそろえ、訪れる人々を温かく迎えてくれます。

もちもち食感の「母ちゃん手作り 山麓だんご」

店頭で気になったのが、地元の方が丁寧に作った「母ちゃん手作り 山麓だんご」

よもぎの風味が豊かなお団子の中には、甘すぎずちょうど良い小豆あんがたっぷり。弾力があり、もっちりとした食感がたまらない一品です。どこか懐かしさを感じる味に、思わず笑みがこぼれます。

  • 商品名:母ちゃん手作り 山麓だんご
  • 価格:420円(税込)

昔ながらの「さしみコンニャク」

もう一つの名物が「さしみコンニャク」。背振町ではかつて4軒の製造元がありましたが、現在では2軒ほどに。

昔ながらの製法を守り続け、稲わらを焼いた灰を使ってアクを取り、コンニャク芋と麦わら灰だけで作るという、今では珍しくなった伝統的な手作りコンニャクです。

しっかりとした食感と、雑味のない素朴な味わいは、地元の人々だけでなく訪れた観光客の心もつかみます。味噌や酢味噌をつけていただくのがおすすめ。

地域の暮らしに寄り添う、あたたかな存在

「脊振渓谷の駅 かじか」は、ただの直売所ではありません。ここには、地元の人の手で作られたものが並び、訪れた人と人がつながる空気があります。

都市部ではなかなか出会えない、手作りの温もりと自然の恵みがあふれる場所。脊振の山々に囲まれた美しいロケーションの中で、季節の味を楽しみながら、心も満たされていく。そんなひとときをぜひ体験してみてください。

【2025年7月14日~7月15日放送 かちかちLIVE わらしべ長者の旅より】

関連記事

※各記事に掲載している料金やサービスについては、記事を掲載した時点での情報になります。掲載当時から料金やサービスが変更になっている場合がございます。
RECOMMEND