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2025.08.03

標識ボックスって何?鳥栖で見つけた不思議な箱の正体を調査!

「鳥栖インターの近くにある"標識ボックス"が気になります…」そんな視聴者の声から始まった今回の調査。取材班が現地に足を運ぶと、そこには私たちの暮らしを支える"縁の下の力持ち"たちの姿がありました!

鳥栖ICそばの「標識ボックス」の正体は?

取材班が訪れたのは、鳥栖インター近くにある「国土交通省 佐賀国道事務所 鳥栖維持出張所」。そこに設置されていた"気になる箱"の正体は…なんと「道路標識に関する意見箱」でした!

リポーターの福岡亜里紗さんは「いろんな標識を集めたボックス?」と予想していましたが、違いました。

横山所長
「ボックスを開けると、意見を投書できるようになっています」

寄せられる声の例

この意見箱には、たとえばこんな声が寄せられるそうです。

  • 標識の表示内容がおかしい
  • 標識が壊れている
  • 文字が読みづらい

現在は電話やホームページ経由での問い合わせが主流ですが、標識ボックスはPRの一環として今も設置されているそうです。

鳥栖維持出張所って何をしているところ?

正式名称は「国土交通省 佐賀国道事務所 鳥栖維持出張所」。ここでは、佐賀県内の直轄国道のうち、鳥栖管内の65.8kmを維持・管理しています。

【佐賀県内の直轄国道】

国道3号線 / 34号線 / 35号線 / 202号線 / 203号線 / 208号線 / 497号線

主な業務内容

  • 道路の破損修理
  • 雑草の処理
  • 側溝の清掃
  • 凍結防止剤の散布
  • 交通事故対応
  • 落下物の回収

異常が見つかった場合は「#9910(道路緊急ダイヤル)」で24時間対応しています。

知られざる日常業務に密着!

取材班は特別に、日々の"道路パトロール"にも同行。この日は、鳥栖付近の国道3号線から小城エリアまで、約160kmを巡回していました。

横山所長
「一番多いのは"落下物"です。小さなネジ1本から、たんすのような大きなものまであるんですよ」

現場で見た驚きの対応力

実際にパトロール中、福岡リポーターが落ちている「土のう」を発見!回収後、その付近の道路に穴が空いているのも見つけました。

緊急修繕には「水で固まるアスファルト合材」を使用。赤信号で車が止まっている間に作業が完了するという、驚きのスピードと技術を目の当たりにしました。

災害時にもすぐ動ける体制

佐賀県では令和元年と令和3年に大規模災害が発生。その経験を踏まえて、鳥栖維持出張所では県内10社の関係業者と「有事連携協定」を締結。災害時にもすぐ駆けつけられる体制を整えています。

まとめ

鳥栖インターそばにあった「標識ボックス」の向こう側には、日々私たちの安全な通行を守るプロフェッショナルたちの姿がありました。道路の安全は、こうした"見えない努力"によって支えられているのです。

私たちが普段何気なく走る道路が、24時間365日、多くの人の手によって守られていることを改めて実感した取材でした。次回運転する時は、きっと道路を見る目が変わるはずです。

【2025年7月25日放送 かちかちLIVE 金曜特集より】

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