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2025.09.28

ウナギが上峰町の新名物に!8万人の想いが結実したクラウドファンディング養殖

佐賀県上峰町に新しい名物が誕生しました。それは、クラウドファンディングで集めた資金によって実現した養殖ウナギです。今年4月にオープンした道の駅かみみねでも味わうことができ、残暑を乗り切る絶品グルメとして注目を集めています。

クラウドファンディングで11億円!8万人の想いが結実

上峰町でのウナギ養殖プロジェクトは、2021年にクラウドファンディングで資金調達を行い、約8万人もの人々から11億円もの支援を集めて実現しました。

「元々上峰が天然うなぎが取れる場所で、もっと身近に食べていただきたいなと思って。今減ってきてるので」

養殖を手がける執行さんはこう語ります。天然ウナギの数が減少する中で、多くの人にウナギを身近に感じてもらいたいという想いから、このプロジェクトがスタートしました。

吉野ヶ里温泉の敷地内にある養殖場

養殖場は吉野ヶ里温泉の敷地内に位置し、5つの水槽で約1万匹のウナギが育てられています。1つの水槽につき約2,000匹という規模で、リポーターが実際に水槽を覗くと、「うわ、すごい、びっくりした」「めっちゃいるもん」「めっちゃ元気や」と驚きの声が上がるほど、元気よく泳ぐウナギたちの姿が印象的でした。

こだわりは水質管理!温泉水と地下水のブレンド

上峰産ウナギの最大の特徴は、徹底した水質管理です。

「一番お水にこだわる。温泉水と地下水の混ざったお水を使っています」

執行さんが説明するように、吉野ヶ里温泉の温泉水と地下水をブレンドした特別な水で育てられています。この水質管理により、「身のふわふわさと皮の厚さ、あと成長スピードも違います」という効果が生まれ、品質の向上に大きく寄与しています。

道の駅かみみねで味わえる2つの楽しみ方

素材の味を堪能!白焼き

まず紹介されたのは、ウナギの白焼きです。「やっぱうなぎと言えばね、素材の味を味わって白焼きからじゃないと」という考えのもと、持ち帰りも可能な商品として販売されています。

実際に試食したリポーターは、「油が乗ってますね。身もふわふわ。油乗ってるけど、しつこくない」と絶賛。皮目の美味しさも特に印象的だったようです

フードコートで楽しむ本格うな丼

道の駅かみみねのフードコート内では、タレがたっぷり染み込んだうな丼も味わうことができます。「自家製のタレを何度も塗って焼いてるので」という丁寧な調理法により、香ばしい香りと深い味わいを実現しています。

試食では「蒲焼の焼いた香ばしさっていうのがまず全面に来て、噛めば噛むほどうなぎの旨味もじわっとくる」と、その美味しさに感動の声が上がりました。

  • 商品名:うな丼
  • 値段:2,000円

国内ウナギ生産の新たな可能性

現在、国内で食べられるウナギのほとんどは養殖で、国内生産量は鹿児島と宮崎で約6割を占めています。その理由は温暖な気候や良質な湧水、地下水が豊富だからです。上峰町も同様に良質な水に恵まれており、今後の発展が期待されています。

「たくさんの人に食べてもらいたいので。給食とか料理屋さんとかに色々提供できたらなと思います」

執行さんは今後の展望をこう語り、より多くの人に上峰産ウナギを知ってもらいたいと考えています。

まとめ

道の駅かみみねでは、白焼きの持ち帰りやフードコートでのうな丼を楽しむことができます。8万人の想いが詰まった上峰産ウナギの美味しさを、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。温泉水と地下水のブレンドで育てられた、こだわりのウナギをきっと実感できるはずです。
【2025年9月23日放送 かちかちLIVE こちら かちかち生産課 より】

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