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回答者の半数が実践!スポーツ・運動習慣の実態調査から見える健康意識
予想を上回る運動実践率、健康意識の高さが判明
今回の調査では、「スポーツや運動をやっていますか」という質問に対し、「やっている」と回答した人が50%と半数を占めました。「やりたいけど、できていない」が34%、「やっていない」が14%、「興味がない」がわずか2%という結果となっています。
リポーターは「意外かもしれませんが、やっている方が半分もいらっしゃいました」とコメントし、県民の健康意識の高さに驚きを隠せない様子でした。
ウォーキング・ジョギングが圧倒的人気、多様なスポーツが広がる
運動をしている人に具体的な内容を尋ねたところ、1位は「ウォーキング、ジョギング」が40%と圧倒的な人気を集めました。2位は「筋トレ」(9%)、3位は「サッカー」(6%)という結果に。
運動を阻む現実的な壁「時間」「家族」「安全」
一方で、運動をしていない、またはしたいけどできていない理由として、現実的な課題が浮かび上がりました。
- 「仕事が忙しくてやる気が起きないから」(20代男性)
- 「子どもがいるため家が空けられない。お金もかかる」(30代女性)
- 「やろうと思えばやれるんですけど、怠けてしまって三日坊主になってしまいます」(50代女性)
といった声が寄せられています。
特に注目すべきは安全面への懸念です。「ランニングをしたいけどまだまだ暑いので渋っています。また物騒な事件も多く、夜は控えているので時間も限られています」(20代女性)という意見にリポーターも「確かに女性が夜に1人で運動するのも怖いですよね」と共感を示しました。
家族の絆を深めるバドミントン、母との思い出を胸に
今後やりたいスポーツとして複数回答があった「バドミントン」について、詳しく理由を聞いたところ、心温まるエピソードが明らかになりました。
40代女性からは「高校時代にバドミントン部だったのと、母がバドミントンの国体選手でとてもうまかったので、母とまたバドミントンがしたいなと思いました」という回答が寄せられています。スポーツが単なる健康維持の手段を超えて、家族との絆を深める大切な役割を果たしていることが分かります。
継続のコツは「仲間」と「環境づくり」
運動を継続するコツについても具体的なアドバイスが集まりました。
- 「仲間と楽しく怪我のないように体を動かす」(60代女性)
- 「やる時間を決めていると続けやすい」(40代男性)
- 「ジムに通って休んだら損をする状況を作りました」(40代男性)
- 「続けるためには家族の理解も必要。お互いに譲り合いながら、おかげ様でスポーツができると感謝しています」(60代女性)
など、実体験に基づいた貴重なアドバイスが寄せられています。
調査では「仲間と一緒にやる」という意見が最も多く、一人では続けにくい運動も、仲間がいることで継続しやすくなることが改めて確認されました。
歯磨きしながらできる「ながらスクワット」を専門医が提案
番組では、百武整形外科の整形外科医監修のもと、日常生活に取り入れやすい簡単な運動として「歯磨きをしながらできるスクワット」を紹介しました。
やり方
- 肩幅程度に足を広げて立つ(つま先の向きと膝が一直線上になるよう注意)
- 背中が丸まらないよう意識しながら腰を落とす(膝が直角にならない程度にゆっくり軽く曲げる、つま先より膝が前に出ないよう注意)
- ゆっくり膝を伸ばす
朝昼晩の歯磨き時に10回ずつ行うことで、太もも前後の筋肉とお尻の筋肉を鍛えることができ、筋力向上や血流、代謝アップなどの効果が期待できるとのことです。
実際にスタジオでデモンストレーションを行ったリポーターは「これちょっと追い込みすぎたらきつくなるんですけど、適当にうまくしゃがむ感じも自分で調整できるので、歯磨きしながら適当にできるなとは思います」と感想を述べました。
まとめ
佐賀県民のスポーツ・運動習慣に関する今回の調査は、単なる数字の羅列ではなく、県民一人ひとりの生活や思いが込められた貴重なデータとなりました。家族との絆、仲間との友情、健康への願い、そして現実的な課題への向き合い方まで、スポーツを通じて見える佐賀県民の姿は多面的で興味深いものがあります。
「時間がない」「家族がいる」「安全面が心配」といった課題を抱えながらも、半数の方が運動を実践しているという結果は、健康への高い意識を示しています。歯磨きをしながらできる「ながらスクワット」のような手軽な運動から本格的なスポーツまで、それぞれのライフスタイルに合わせた運動習慣を見つけることで、より多くの県民が健康的な生活を送れるきっかけになりそうです。