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2026.03.05

鳥栖市の新たな取り組み「特小ゴミ袋」|レジ袋削減とカーボンニュートラルを同時に実現

ゴミ袋がそのままレジ袋になる——そんな画期的なアイデアで注目を集めているのが、鳥栖市が新たに導入した「特小ゴミ袋」です。単身世帯や高齢者の声に寄り添いながら、プラスチック削減とカーボンニュートラルの実現にもつなげるこの取り組み。小さな袋に込められた、大きな工夫をご紹介します。

なぜ「特小ごみ袋」が生まれたのか

鳥栖市は佐賀県の中でも単身世帯の割合が上位に位置しています。担当者は導入の背景をこう説明します。「単身世帯の方はごみを出す量が少ないため、一定期間ためてからごみ出しをされることが多い。夏場は匂いや衛生面が気になり、高齢者の方にとっては袋がパンパンになると重くて大変という声もありました」。

こうした市民の声に応えるために開発されたのが「特小ごみ袋」です。従来のごみ袋よりも小さく、こまめにごみ出しができるよう設計されています。

レジ袋としても使える、二刀流の工夫

特小ごみ袋の最大の特徴は、レジ袋としてもそのまま使えることです。袋の表面には鳥栖市のイメージキャラクター「とっとちゃん」が大きくデザインされており、このデザインにも工夫が施されています。

「レジ袋として使う場合、中のものがなるべく見えないほうがいいと考えました。そのため、大きめのとっとちゃんのデザインにしました」と担当者。買い物した中身をさりげなく隠せる、さりげない配慮が光ります。

カーボンニュートラルへの貢献

この特小ごみ袋がなぜカーボンニュートラルにつながるのか。担当者はこう説明します。「レジ袋として活用することでレジ袋の購入が1枚減り、それがプラスチックごみの削減、カーボンニュートラル・ゼロカーボンにつながっていきます」。

ごみ袋として最終的に処分されるものをレジ袋と兼用することで、プラスチックの使用量を実質的に削減できるという、シンプルかつ効果的な仕組みです。

市民の反応は上々!販売も好調

市役所近くのドラッグストアでは、レジ横の目立つ場所に「ごみの減量化にご協力を!」「レジ袋にも使える特小ごみ袋」という案内とともに陳列されています。店舗スタッフによると、「初日から『ここにあったのね』と喜んでいただいた」とのことで、ウェルシアプラザ鳥栖の2店舗合わせて1日約30枚のペースで売れており、「レジ袋としても使えるということで売上も徐々に上がっています」と好調な滑り出しを見せています。

販売はバラ売り1枚12円のほか、20枚入りパックも用意。「1枚だけのつもりが、20枚入りを購入される方も多い」とのことで、一度使うとまとめ買いしたくなる使い勝手の良さがうかがえます。

実際に使ってみた!リポーターが検証

リポーターが実際にこの特小ごみ袋で買い物をして検証したところ、想像以上の容量があることが確認されました。「特小というネーミングの割には、多く入るという印象です。1人暮らしの方が買い物して帰るのにちょうどいいサイズ感で使い勝手がいいですね」と高評価でした。

佐賀のごみ袋、実はデザインも個性的!

今回の取材では、佐賀県内各市町のごみ袋も紹介されました。鹿島市はムツゴロウ、太良町はリアルな竹崎カニがデザインされ、唐津市はカラス除けを目的とした黄色を20年以上採用し続けているなど、それぞれに個性があります。地域ならではのデザインにも、各自治体の工夫が込められています。

取り組みは佐賀県内外へ広がる

このような取り組みは全国的にも広まっております。佐賀県内でも上峰町の道の駅かみみねで特小ごみ袋の販売が始まるなど、広がりを見せています。

ただし、ごみ袋の使用ルールは各自治体によって異なります。特小ごみ袋を使用する際は、お住まいの自治体のルールに従って正しくごみ出しを行いましょう。また、レジ袋削減という観点からも、必要のない場合はマイバッグの持参が引き続き推奨されています。

まとめ

鳥栖市の特小ごみ袋は、単身世帯や高齢者のニーズに寄り添いながら、レジ袋としての機能も兼ね備えることで、プラスチック削減とカーボンニュートラルの実現を目指す画期的な取り組みです。市民からの反応も良好で、今後ほかの自治体への広がりも期待されます。小さなごみ袋から始まる環境への配慮が、大きな変化につながるかもしれません。
【2026年2月25日放送 かちかちLIVE すいようキャッチ! より】

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