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2026.04.15

三瀬そば街道の一軒——「西国御領 風羅坊」で春のそばを堪能!

佐賀市富士町・三瀬そば街道に、そば一筋18年の職人が打つ十割そばを味わえる一軒があります。

その名は「西国御領 風羅坊」。
豊かな自然に囲まれた、趣ある古民家風の佇まいが訪れる人を迎えてくれます。

看板メニューは、十割そばとミニ天丼がセットになった「さくら御膳」。
香り高いそばに加え、サクサクの天ぷらが楽しめる満足感たっぷりの一品です。

さらに締めには、3種類の味が楽しめる「そばがき」も登場。
そばの魅力を最後までじっくり味わえます。

春のドライブやお出かけにぴったりの一軒を、たっぷりご紹介します。

「風羅坊」という名前の由来とは

佐賀市富士町にある三瀬そば街道は、そば屋さんが軒を連ねる地域として知られています。

その中でも人気を集めるのが「西国御領 風羅坊」。
水が流れる豊かな自然と古民家風の佇まいが、訪れる人を静かに迎え入れてくれます。

店名の「風羅坊」について、2代目・福井さんはこう教えてくれました。

「松尾芭蕉が転々とやっていたときのペンネームのひとつです。いくつか名前が変わっていて、そのうちのひとつになります」

江戸時代の俳人・松尾芭蕉のペンネームにちなんだその名は、木柱と提灯が並ぶ落ち着いた店内の雰囲気と見事に調和しています。

春にぴったりな看板メニュー「さくら御膳」

春の訪問にぴったりな一品として、福井さんが用意してくれたのが「さくら御膳」。

十割そばとミニ天丼がセットになったこの御膳は、見た目にも華やかで、季節の訪れを感じさせてくれます。
香り高いそばに、揚げたての天ぷらが添えられ、満足感のある内容です。

登場からおよそ1年。
いまでは、看板メニューになるほどの人気ぶりです。

初めて訪れる人はもちろん、リピーターにも愛される、春にぜひ味わいたい一品です。

18年のそば職人が打つ「十割そば」

さくら御膳で味わえるそばは、つなぎを一切使わない「十割そば」。
その分、そば打ちには高い技術が求められます。

福井さんは、そば職人として18年。
いまも試行錯誤を重ねながら、コシのある麺を追求し続けています。

そばは、まずはつゆで味わうのが定番。
一方で「塩で食べたい」という人には、塩も用意してもらえるそうです。

口に運ぶと、しっかりとしたコシと噛みごたえ。
噛むほどにそばの風味が広がり、最後にふわっと鼻に抜ける香りが心地よく、食感と香りの両方を楽しめます。

さらに、そばつゆには3種類のカツオをブレンド。
素材のうまみが凝縮された、キレのある味わいがそばの美味しさを一層引き立てています。

ボリューム満点のミニ天丼

さくら御膳には、ミニ天丼もセットで付いてきます。

エビ・舞茸・かぼちゃ・春菊・なすと、彩り豊かな天ぷらがたっぷり。
“ミニ”とは思えないほどのボリュームで、満足感のある一杯です。

中でもエビの天ぷらには、福井さんのこだわりが。
「エビをまっすぐにするために伸ばすんですが、そのときに潰しすぎるとプリプリ感がなくなるんです」

絶妙な力加減で仕上げることで、食べたときの食感をしっかりと残しています。

さらに、天丼のたれにも3種類のカツオのうまみを使用。
そばつゆとはまた違った香りとコクが広がり、最後まで飽きることなく楽しめます。

締めは「そばがき」——3種類の味わい

締めには「そばがき」をいただきました。

そば粉を練って作る、お餅のような一品で、通常は

  • そばつゆ
  • ぜんざい
  • 黒ごまきなこ

の3種類から1つを選びます。

今回は特別に、3種類すべてをいただきました。

そばとはまったく異なる、ぷるぷるとした食感。
ふわふわと軽く、口の中でほどけるように溶けていき、そば粉の香りをダイレクトに感じることができます。

ぜんざいは、ほくほくとした優しい甘さのあずきに、そばがきのやわらかな食感がアクセントに。
黒ごまきなこは、ほんのりとしたジャリっと感が加わり、ふわふわの食感をより引き立てながら、香ばしい風味が広がります。

それぞれに異なる魅力があり、まったく違う表情を楽しめるのも魅力です。

実はこのそばがき、職人にとって大切な役割も担っています。

「新そばが入ったときや産地が変わったときは、まずそばがきで味を見ます。香りの強さや味の特徴を確かめる、大事な判断の場なんです」

福井さんはそう語ります。

そばがきは、食べる人を楽しませるだけでなく、素材の個性を見極めるための一品でもあるのです。

この道18年─今後の展望

この道18年の福井さんに、今後の展望を聞きました。

「自分が一番納得できる形で提供するのが理想です。“どうかな”と思いながら出すのは違うと思うので、自分の中の“おいしい”を、ひたすら探し続けるしかないですね」

まだはっきりとしたゴールが見えているわけではないとしながらも、

「あっちかな、くらいの感覚で。でも、お客さんに“おいしかった”と言ってもらえるようにやり続けるだけです」

穏やかに、しかし力強く語ります。

その真摯な姿勢こそが、看板メニューを生み出し、
多くのリピーターを引きつけている理由なのかもしれません。

まとめ

豊かな自然に包まれながら味わう十割そば、ボリューム満点のミニ天丼、そして3つの表情を楽しめるそばがき——。

「西国御領 風羅坊」には、春のお出かけをより特別な時間にしてくれる魅力が詰まっています。

駐車場も完備されており、車でのアクセスも安心。
三瀬そば街道を訪れた際には、自然の景色とともに、こだわりの味をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

店舗情報
  • 店舗名:西国御領 風羅坊
  • 住所:佐賀県佐賀市富士町大字下合瀬1051−1
【2026年4月8日放送 かちかちLIVE グルメグル より】

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