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佐賀県で一番高い羊羹は21,600円?村岡総本舗の「小城櫻」驚きの価格の理由とは
127年の歴史を誇る老舗の最高傑作
村岡総本舗は現在で127年目を迎える老舗和菓子店で、現在の店主は5代目にあたります。同店では長年にわたって小城羊羹をはじめとする和菓子作りに取り組んできました。
店主によると、最高級羊羹「小城櫻」は通常店頭に並ぶサイズとは全く異なる1.5kgという巨大サイズです。「創業100年を記念して作られた餡を使い、高級な白餡に使われる小豆を使用している」と店主は説明しています。
この羊羹は「気をてらわずに、良い材料を使ってどれぐらい良いものが作れるかというコンセプトで作った商品」とのことで、まさに同店の技術と歴史の結晶といえる逸品です。
1.5kgの巨大羊羹が話題、その正体は?
販売されている最高級羊羹「小城櫻」の価格は、なんと税込み21,600円という衝撃的な金額でした。
※14日前までに要予約
美しい桜色と繊細な食感に感動
実際に「小城櫻」を試食したリポーターは、その美しい外観に驚きを隠せませんでした。桜をイメージした淡いピンク色の羊羹には、黄色い粒状の材料が散りばめられており、見た目にも華やかです。
「美味しい。桜ですね」とリポーターが感想を述べると、口の中にゆっくりとほのかな甘さが広がっていく様子が伝わってきます。特筆すべきは食感の豊かさで、「ほのかにシャリッとしているところもある」「上の部分にシャリ感もあるので、食感も楽しめる」と、単調になりがちな羊羹に変化を持たせた工夫が評価されました。
佐賀県最高額!なぜ21,600円?
「消費税込みで21,600円」。番組調べで佐賀県内最高額となったこの羊羹の価格に驚きを隠せませんでした。
この価格の理由は、創業100年記念の特別な餡と高級小豆の使用、そして1.5kgという大容量にあります。単なる羊羹ではなく、佐賀県で一番高い羊羹にふさわしい品質と技術が込められているのです。
特別な日に選ばれる至極の逸品
21,600円という価格設定にも関わらず、この「小城櫻」は「何ヶ月かに1回ぐらいのペースで注文される」とのことです。購入される方々は「桜の花見の時に皆さんで食べられる」など、特別な機会に選ばれているようです。
1.5kgという大容量は、確かに大勢で分けて食べることを想定した設計といえるでしょう。高品質な材料と職人の技術、そして特別な日を演出する価値を考えれば、この価格にも納得がいきます。
まとめ
この検証企画を通じて明らかになったのは、単なる高額商品ではなく、佐賀の和菓子文化と職人技術の粋を集めた芸術品ともいえる羊羹の存在でした。村岡総本舗の「小城櫻」は、番組調べで「佐賀県で一番高い羊羹」と判明しましたが、特別な日を彩る贅沢品として、また佐賀の伝統技術の継承者として、多くの人に愛され続けています。
127年の歴史を持つ老舗が生み出す最高級羊羹は、価格以上の価値と物語を持った、まさに佐賀の宝といえる逸品です。