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2025.09.11

スマホでは探せない!佐賀県立図書館「サガスバ」で佐賀を深掘り

佐賀県立図書館の郷土資料室が、今「サガスバ」という親しみやすい愛称で注目を集めています。「佐賀+探す+場」を組み合わせた造語で、「佐賀すばらしい!」の響きも込められたこの名前には、従来の堅いイメージを一新したいという想いが込められています。

昭和の貴重な資料から現代の漫画まで、驚きの展示内容

サガスバに入ると、まず目を引くのが昭和27年に佐賀新聞社が作成した「佐賀県名鑑」です。組織ごと、地域ごとに主要人物の写真や名前、詳細な説明が記載されており、「見た人は先祖様や知り合いの先祖様につながるかもしれません」という魅力的な資料となっています。

一方で、従来の郷土資料室とは一線を画す展示も充実しています。佐賀県ゆかりの人物コーナーには、基山町出身の原泰久先生による人気漫画「キングダム」や、おほしんたろう先生の作品も並んでいます。これらの現代作品が、堅いイメージだった郷土資料室に親しみやすさと新しい魅力をもたらしています。

地元メディアの歴史も発見できる

驚くことに、サガテレビが50周年記念で出版した記念本まで展示されています。地元メディアの足跡も含めて佐賀の文化を幅広く紹介するのがサガスバの特徴です。

季節ごとに楽しめるテーマ展示

サガスバでは定期的にテーマ展示を開催しており、現在は「七賢人を探せ!」を実施中です。この展示では、佐賀の偉人たちについて詳しく学ぶことができます。

特に興味深いのは、七賢人の歴史的変遷です。「最初は七偉人と呼ばれ、直大が入って島義勇が入っていないパターンだった」時代から、「そのうちに島義勇が加わり」、「最終的には昭和8年頃に現在の7人に固まった」という歴史の流れを知ることができます。

実際の展示では8人が紹介されていますが、これは鍋島直大が直正の息子で佐賀の最後の藩主であることから、特別に加えられているためです。

冬にはグルメ展示も登場予定

9月29日まで開催中の七賢人展示の後は、冬に佐賀のグルメをテーマにした展示が予定されています。郷土料理から美味しいお店情報まで幅広くカバーする内容で、佐賀の豊かな食文化の魅力を存分に伝える展示になる予定です。

新しい発見がある特別な「サガスバ」

「スマホやネット検索では見つからない、ディープで新しい発見がきっとある」──サガスバは単なる資料室を超えた、佐賀の魅力を再発見できる特別な場所です。郷土資料室の既成概念を覆す体験ができるスポットとして、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい注目の施設です。
【2025年9月4日放送 かちかちLIVE サガらぼ より】

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