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「想像以上に快適」軽自動車で車中泊に挑戦!佐賀の専用施設で快適な車旅を体験
車中泊のマストアイテムを専門店で調査
まず向かったのは、アウトドアショップ「ロゴス佐賀店」。車中泊グッズを求める客が増加しているというこの店で、必要なアイテムを調査しました。
店員によると、「絶対おすすめなのが、寝る時に使うマット」とのこと。特にインフレータブルマットは、バルブを抜くだけで自動的に空気が入って膨らむ便利な商品です。
「まっすぐ横になって寝ていただくというのが体の回復に必要になりますね」
快適な睡眠のためにはマットが必須アイテムとなります。実際に寝袋だけで車中泊に出かけたお客さんが、「帰りがけにマットをやっぱりいるって言って買いに来られる方もいらっしゃるんですよ」という実例もあるほど、マットの重要性が証明されています。
購入したアイテムと価格
- エアマット: 約1万円
- エア枕: 約2千円
どちらも空気を抜いて丸めればコンパクトになり、車内でもかさばらないのが魅力です。
さらに、ひんやり素材の肌掛け感覚の寝袋も購入。ファスナーを外して1枚のブランケットとしても使用可能な多機能商品です。
佐賀市街地の車中泊専用施設「RVパーク」を発見
ホテル石の蔵のRVパーク
「ホテル石の蔵」は一棟貸しのホテルを営業していますが、5年前から敷地内を車中泊用の「RVパーク」として運用しています。
この施設は「日本RV協会」に認定された正式な専用施設で、以下の条件を満たしています。
- トイレ設備の確保
- 100V電源の提供
- ごみ処理が可能
- 入浴施設が近隣にある
- 複数日滞在可能
RVパークは現在、全国各地に拡大している施設で、車中泊愛好者にとって安心・安全な宿泊場所となっています。
充実した施設設備
施設内には休憩ルームが完備されており、「食事など、こちらに持って来られて食べられても結構です」と利用者の利便性を考慮したサービスが提供されています。
全国から集まる車中泊愛好者
利用者について尋ねると、「全国から結構来られまして」との回答。実際に千葉、北海道、広島など各地からの利用者の記録が確認できました。
「快適で、まあ、安全でゆっくり車中泊ができるスペースをずっと保ちたい」という施設運営者の思いが、多くの車中泊愛好者に支持されている理由です。
料金
- 平日1人:3,500円
- 平日2~4人:4,500円
- 平日5~6人 5,000円
※金・土・祝前日は500円UP
いよいよ実践!軽自動車での車中泊セッティング
セッティング手順
- シートの調整: シートを前に寄せて倒し、ある程度フラットな状態を作成
- 段差の解消: シートの段差部分を座布団で埋める
- 寝具の設置: 購入したマットと掛け布団を敷き、枕を設置
「これだけで寝床完成!」という簡単な手順で、ごく普通の軽自動車が快適な寝室に変身しました。熱中症対策も万全に備え、アイドリングなし・エアコンなしで就寝に挑戦しました。
車中泊の結果と感想
翌朝の検証結果は予想以上に良好でした。リポーターは「爆睡してました。1回も起きなかった」と満足そうにコメント。
良かった点
- 「爆睡」できるほどの快適さ
- 疲労感なしで 朝の目覚めも良好
- 購入したマットが期待以上の性能を発揮
- 非日常な普段とは違う特別な体験を満喫
課題点と改善点
一方で、いくつかの課題も浮き彫りになりました。
- たまたま曇りで夜が涼しかったため快適だったが、気候に左右される面がある
- 寝返りが困難な狭さ
- 遮光(目隠し)対策が必要
まとめ
軽自動車での車中泊は、適切な道具と安全な場所があれば、誰でも楽しめる新しい旅行スタイルであることが実証されました。初期投資は必要ですが、長期的に見れば宿泊費の大幅な削減が可能で、旅行の幅を大きく広げてくれます。
秋の観光シーズンを迎え、車中泊という新しい旅行スタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。佐賀のRVパークをはじめ、全国各地の専用施設で安全・快適な車中泊体験を楽しむことができます。