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歩かないと忍び寄る危険信号 佐賀県が全国1位の驚きの現実とは
佐賀県が抱える3つの全国1位
佐賀県庁で「歩かないと、忍び寄るもの。プロジェクト」を担当する江口さんによると、このプロジェクトが始まったきっかけは佐賀県が持つ3つの全国1位にあります。
「まず1つ目が、自家用車保有率が九州1位」と江口さんは説明します。確かに佐賀県は車社会で、車がないと移動が困難な地域も多く存在します。
「2つ目が糖尿病の疑いが強い人の割合が全国1位。そして最後に1人あたりの医療費も、なんと全国1位なんです」
これらの数字は決して誇れるものではありません。江口さんは「今、もう、歩かない県民に生活習慣病が忍び寄っているんです」と警鐘を鳴らしています。
AIが測定する現代の体力測定システム
県庁では、最新のAI技術を使った体力測定システム「DigSportsフレイモ」が導入されています。電通総研が開発したこのシステムは、測定する人をカメラで撮影しながら、AIを使って簡単に体力測定を行います。
歩行能力の測定では、大股で2歩ステップするだけで測定が完了。リポーターが実際に測定したところ、2歩の距離は2.89メートルという結果が出ました。このシステムでは、柔軟性、俊敏性、筋力やバランス能力も簡単に測定でき、転倒リスクや身体的な衰えを可視化できます。
ウォーキングシューズ選びの専門アドバイス
実際にウォーキングを始める前に、スポーツデポ佐賀店でシューズ選びについて専門家にアドバイスを求めました。担当の古谷さんによると、「ウォーキングですので、やはり体に1歩1歩負荷がかかると思いますので、クッション性と安定性が必要」だといいます。
シューズ選びのポイントについて、古谷さんは「ミッドソールと呼ばれるシューズの部分がしっかり分厚くて、なおかつ底面がしっかり広くて、着地時安定するシューズがおすすめ」とアドバイスします。
足の形状を科学的に測定
スポーツデポ佐賀店には、お客さんの足の形状を細かく計る装置が備えられています。かかとからつま先までの長さや足幅、足首の角度などを科学的に測定し、そのデータを基にスタッフが足にフィットする靴選びをサポートしてくれます。
佐賀県公式アプリ「SAGATOCO」でウォーキングを楽しく
実際のウォーキングでは、佐賀県公式ウォーキングアプリ「SAGATOCO」を活用しました。このアプリは「佐賀の人々にたくさん歩いてもらいたい」という思いで開発されたアプリです。
スポーツデポから佐賀駅まで約30分のウォーキングで、約3,600歩を記録。リポーターにとって「佐賀の街を歩いた経験があまりなかった」ため、「普段見られない景色やお店などとても新鮮な体験」となりました。
途中で豪雨に見舞われるハプニングもありましたが、「日頃の行いがいいのか悪いのか」と笑いながらも、無事に目的地に到着することができました。
ポイントシステムで継続的なモチベーション
SAGATOCOアプリには、歩いた歩数に応じてポイントが貯まるシステムが導入されています。1週間程度の使用で130ポイントが貯まり、「100ポイントでアイスクリームのサービスがあるお店もある」など、歩いて貯めたポイントで嬉しいご褒美をもらうこともできます。
アプリでは1日の目標達成率がパーセントで表示され、総保有ポイントも確認できるため、継続的なモチベーション維持に役立ちます。
サガテレビとのタイアップキャンペーン
SAGATOCOアプリでは、サガテレビとのタイアップ企画として毎月抽選キャンペーンが実施されています。10月の景品は「アンカー・ジャパン Soundcore Life P2 Mini」というワイヤレスイヤホンが10名様にプレゼントされます。
たくさん歩いてポイントを貯めて、アプリ内から応募することで、健康づくりとプレゼント獲得の両方を楽しむことができます。
体力測定イベントで健康チェック
2025年11月26日(水)には、県庁新館1階の県民ホールで「歩かないと忍び寄るもの測定イベント」が開催されます。このイベントでは、AIによる体力測定「フレイモ」が体験できるほか、血管年齢や歩行姿勢なども測定できます。
「転倒リスクや自分の現在の健康状態を知りたい」という方にとって、自分の体力の現状を客観的に把握できる貴重な機会となります。

