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嬉野の豆腐職人が生み出した新名物「白いバウムクーヘン」が話題!地元大豆100%の優しい味わい
佐賀県嬉野市で、豆腐づくりの技術を活かした新しいスイーツが注目を集めています。就労継続支援B型施設「このめの里」で製造される「白いバウムクーヘン」は、豆腐づくりで生まれる豆乳とおからを使用したSDGsな商品として、地域の新名物となりつつあります。
このバウムクーヘンの最大の特徴は、その名の通り真っ白な色合いです。一般的なバウムクーヘンとは異なり、卵や着色料を使わずに、豆乳とおからの自然な色味を活かした独特の仕上がりとなっています。
嬉野産大豆100%のこだわり豆腐づくり
「このめの里」は、利用者の自立支援を目的とした施設として、豆腐製造をはじめとする様々な事業を展開しています。同施設では豆腐づくりの他にも、お菓子製造や農業にも取り組み、実際に商品の販売も行っています。
施設の豆腐づくりで特筆すべきは、原料となる大豆のこだわりです。「嬉野産大豆を100%使っているんですよ」と担当者が語るように、地元嬉野市で栽培された「フクユタカ」という品種の大豆のみを使用しています。
「地元の地産地消で、嬉野産を使いたい」という熱い思いから始まったこの取り組みは、大豆本来の甘さと濃厚さを引き出した美味しい豆腐づくりにつながっています。リポーターも実際に試食して「大豆の甘い香りと風味が豊かです。大豆の香りが本当に口中に広がりますね」と感動の声を上げていました。
豆腐づくりの技術とノウハウ
施設では5種類の豆腐を製造しており、中でも注目は「ふわとろ湯豆腐」です。「ふんわり溶けて嬉野温泉湯豆腐ができます」と説明されるように、嬉野の温泉を活かした特別な豆腐として人気を集めています。
また、豆腐を製造する日にしか購入できない「濃厚 おぼろ豆腐」も、限定性が話題となっている商品の一つです。※水・金のみ販売
特別に出来立てを試食したリポーターは「口に入れた瞬間に無くなるほど滑らかです。味付けなしで大豆の甘みと香りを楽しむことができます」と大絶賛。
白いバウムクーヘンの誕生秘話
豆腐づくりで培った技術を活かして生まれたのが、話題の「白いバウムクーヘン」です。このスイーツの開発にあたっては、「武雄のカジシナジーレストランのシェフに監修してもらったんですよ」と、地元の専門シェフの協力を得て完成させました。
地域とのつながりを大切にする想い
施設の担当者は、このバウムクーヘンに込めた想いについて「バウムクーヘンのように利用者も優しくなって優しい味になって。そして地域の方々と利用者さんが繋がっていくような店になっていったらいいなと思ってます」と語っています。
「人と人がこう何層にも重なり合って、大きなバウムクーヘンになって」という言葉からは、バウムクーヘンの層を人と人とのつながりに重ね合わせる、温かい想いが伝わってきます。
購入方法と商品情報
このめの里で製造される豆腐とバウムクーヘンは、直売所「だいずのおんど」で購入することができます。この直売所では、豆腐類をはじめ、施設で製造される様々な商品を取り扱っています。
白いバウムクーヘンは、豆乳とおからを活用したSDGsな商品として、食品ロスの削減にも貢献している点も評価されています。「普通のバウムクーヘンはパサついて飲み物がいりそうですが、こちらは飲み物いらずのしっとり感」という特徴も、多くの人に愛される理由の一つとなっています。
実際にスタジオでも試食が行われ、出演者からは「本当優しいいい甘さが出てますね」「この豆乳の感じが抜けていきますよ」といった好評価の声が聞かれました。

