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佐賀県で一番高い名刺入れを調査!伝統工芸「佐賀錦」の名刺入れはいくら?
調査で訪れた「旧福田家」
佐賀市松原にある「旧福田家」は、佐賀市が管理する歴史民俗館の一部で、佐賀錦振興協議会が活動拠点として使用している施設です。館内には様々な佐賀錦製品が展示されており、お財布なども販売されています。現在は佐賀錦復興協議会の活動拠点になっています。
「周りは革で中が佐賀錦になっているんですね」とスタッフが説明するお財布など、伝統と実用性を兼ね備えた商品が並んでいます。
そもそも「佐賀錦」とは?
「そもそも織物が先なんです」と説明してくれるスタッフの方によると、佐賀錦は和菓子の名前で知られることが多いものの、実際は美しい織物が元になっています。
縦糸に和紙、横糸に絹糸を使った独特の織り方で作られており、その美しい模様と上品な仕上がりが特徴です。和紙と絹糸という異素材の組み合わせから生まれる独特の風合いが、多くの人に愛され続けています。
発見!3万円の高級名刺入れ
今回の調査で発見したのが、佐賀錦で作られた名刺入れです。一般的な名刺入れとは一線を画す美しい外観に、リポーターも「黒くても美しいけど確かに」と感嘆の声を上げていました。
その価格は3万円。リポーターが「漫才15回ぐらいしないといけないのかね」と驚くほどの高額商品です。しかし、この価格には明確な理由がありました。※値段は番組調べ
「1色に1ヶ月以上」手間暇かけた職人の技
スタッフによると「3色使ってあるんです」とのことで、1つの色を織るのに1ヶ月以上、場合によってはもっと時間がかかる可能性があるといいます。
「もっとかかるかもしれない」という製作期間を聞いたリポーターは「3万円がお安く感じてきたかもしれない」と価格に対する印象を改めていました。ブルーとピンクなど複数の色を使った名刺入れは、職人が一つひとつ丁寧に織り上げた芸術品とも言える仕上がりです。
まとめ
佐賀県で一番高い名刺入れの調査で見つけた、佐賀錦の名刺入れ。3万円という価格は、単なるビジネスツールを超えた、日本の伝統工芸の美しさを日常に取り入れることができる特別なアイテムだからこそ。「もっとお値段していいかもしれない」という声も聞かれるほど、その価値は製作にかかる時間と技術に裏打ちされています。1色に1ヶ月以上かける職人の手仕事を知ると、3万円という価格にも納得です。

