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2025.11.09

江戸時代から続く美しい棚田で味わう新米の美味しさ ~唐津市相知町・蕨野の棚田~

佐賀県唐津市相知町にある蕨野の棚田は、江戸時代から昭和初期にかけて築かれた歴史ある棚田です。山間の斜面に石垣で築かれた田んぼが段々に連なる光景は、「マチュピチュ感がすごい」と表現されるほど壮大。最大8.5メートルの石垣、清らかな水、山間部の寒暖差、厳しい環境で育まれた新米の美味しさと、それを守る農家の努力をご紹介します。

歴史ある石垣が織りなす絶景の中で育つ新米

蕨野の棚田は、江戸時代から昭和初期にかけて築かれた歴史ある棚田です。山間の斜面に石垣で築かれた田んぼが段々に連なる光景は、まさに絶景そのもの。その美しさは「マチュピチュ感がすごい」と表現されるほど壮大で、佐賀県内でも屈指の名所として知られています。

特徴的な大きな石を積み上げた石垣は、高いところで8.5メートルにも達します。石垣には足をかけられる突起があり、農作業時にはそこに足をかけて作業を行いますが、その高さは想像以上に迫力があります。

清らかな水と寒暖差が生み出す極上の米

蕨野の棚田で育つ米の特徴は、生活排水が一切入らない清らかな水を使用していることです。また、山間部特有の昼夜の寒暖差により、米がじっくりと熟成されていきます。

今年も無事に新米が収穫され、その味は格別です。小田井さんが実際に炊きたての新米を味わうと、「ふっくら炊き上がって、お米同士がもちもち感で支え合っている」と感動の声を上げました。

「噛めば噛むほど甘みがどんどん増してくる。お米の中に神様が住んでいる」という表現からも、その美味しさが伝わってきます。

この棚田で作られている米は、佐賀県が中山間地に適した品種として開発した米で、粒が大きめなのが特徴です。棚田という特殊な環境で育った米は、様々な自然の恩恵を受けて育っているのです。

草刈りから始まる厳しい農作業

美しい棚田の維持には、想像を絶する労力が必要です。特に大変なのは草刈り作業で、急な斜面での作業は危険を伴います。8.5メートルの高さの石垣では、石の突起部分に足をかけながら手作業で草を刈る必要があり、その作業の大変さは計り知れません。

小田井さんが実際に登ってみると、「降りる方が怖い」と感じるほどの高さを実感しました。このような厳しい条件下でも、農家の方々は丁寧に田んぼを管理し、美味しい米を育て続けています。

まとめ

江戸時代から受け継がれてきた蕨野の棚田。最大8.5メートルの石垣による絶景と、清らかな水や寒暖差が育む極上の新米。その美味しさの裏には、急斜面での草刈りなど想像を絶する農作業があります。歴史ある棚田で守り続けられる米作りの伝統と、「お米の中に神様が住んでいる」と評されるほどの美味しさを、ぜひ味わってみてください。
【2025年11月4日放送 かちかちLIVE 小田井涼平と そいよかね!ツアーズ より】

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